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エリック・カールさんにほれ直した~~~ |
05月09日 (金) |
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かけこみで銀座松屋のエリック・カール展に行ってきた。
午前中にパーティ通信を仕上げ、今日のラボの準備をして家を出たのはすでに12時近く。
5時のクラスに間に合うよね…ドキドキ、でも行くなら今日しかない!それ行け~!という感じで。
はるばる青梅から銀座。戻ったのは4:50!今日は早く来た子がいなかったようでぎりぎりセーフ=3
まず、エリックさんがおじいさんであるということが、とっても素敵。
エリックさんは、「ティッシュ」という、ちょっとぱりっとした感じの薄い紙に色を塗る。
幾重にも色を重ねて、遊び心たっぷりに。
塗るとき、エリックさんは絵本の構想などはなにも考えないそうだ。
もっと濃い方がよいとか、薄い方がよいとか・・・色のことだけを考えるのだと。
(時間があれば、メモしたいことがいっぱいあった。これが今回、一番感動したこと。)
実物は、ほんとうに美しかった。
色の魔術師。
絵本の魔術師。
ほんとうに感動的。
我が子を連れて行かなかったのは失敗だった!
この色を見せたかった。
この遊び心、この感性に出会わせたかった。
きっと心を打たれただろうな。フウもナギも。
「うへ~、こりゃあーすごいやあ!!」(『そらいろのたね』のきつね調に)って言ったに違いない。
エリックさんのアトリエの引き出しには、塗り貯めたティッシュが色別にしまわれている。
必要なところを切り抜いて、残りはまたしまって、切り取った方も使ってまた作品になる妙。
母が藍染めの布をパッチワークするとき、一枚一枚の布に思いを馳せ、慈しむように、時間をかけて選んでいたっけ。色と柄の組み合わせでまたひとしきり考える。縫い合わせるのは、長い行程の最後の方だった。
そう、エリックさんの一枚の紙も、本の絵になるのは最後の方。
紙に色を塗るところから始まって、それを素材にコラージュが始まる。
カミソリの歯で形を切り抜く。その作業はものすごく早い。はさみじゃないんだ。。
なるほど、はさみじゃ、ひらめきや直感に間に合わないのかもしれないな。
正直、絵本もグッズも世の中に出過ぎていて、なんとなく抵抗を感じていたけれど、
原画やエリックさんのメッセージから、絵本作家としてのあふれるほどの情熱や愛情を感じることができた。ほれた。
そう、たがみパーティは、『はらぺこあおむし』から始まったんだ。
迷ったときは、ここへ戻ろう。そして元気をもらおう。
初心を思い返して、会場を後にした。
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