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私の人形ー3「端午の節句」 |
05月06日 (火) |
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ゴールデンウイーク。この祝日続きも、「今日は何の日?」と考えると、天皇誕生日といっていた時代から、みどりの日。そのみどりの日は、5月4日となり、4月29日は「昭和の日」となった。5月5日が「こどもの日」として、国民の祝日になったのは、終戦後。その前は、端午の節句として男の子のお祝いはしたが、祝日ではなかった。
「端午」の意味は、広辞苑を引くと、「端」は「初め」の意。「午」はうま。中国で、月の初めの「午の日」、後に、音が通じると言うので、5月5日とされ、その日に行われる行事と言うことだった。これは、季節の節目に身を清め、邪気をはらうため、菖蒲や蓬を軒にさし粽を食べると言うもの。菖蒲が、「尚武」と音がつうじるというところから、男の子の節句とされた。
鯉のぼりを立てたり、武者人形を飾るようになったのは、江戸時代からで、日本独特のもの。鯉のぼりは、武家出陣のときの、のぼり旗に起こりがあるようで、中国故事では、鯉は黄河の急流を昇ったら、竜になるといわれ、出世魚として、縁起のよいものとされている。
今までに、毎年、何体かの五月人形をお祝いのために作ってきて、それぞれの家で、飾られているかと思うと、うれしい。今年もまた私を喜ばせてくれた。
特にラボの交流で日本に来たオーストラリアの女の子。ホストファミリーとの交流が続き、お互いの結婚式にも出席しあい、今年男の子を出産した。ホストの両親は、日本の風習を伝え、日本の子と同じように鯉にのった人形を送った。オーストラリアに住んではいるが、彼女は中国人。出世魚に乗った人形を、気に入ってくれただろう。

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