幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0328449
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 英検にチャレンジ5級
現在ページはありません。
・ ラボ・テューターになったわけ
現在ページはありません。
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
シェイクスピアカンパニーの下館教授のワークショップ 04月12日 ()
今日は1泊2日の中高大生合宿の日でした。初日の今日は仙台でも有名だというシェイクスピアカンパニーの主宰者である東北学院大の下館教授によるワークショップがあり、私はテュ-ターとしてワークショップに参加してきました。
 シェイクスピアカンパニーとは東北弁でシェイクスピアを演じる一般の方々による劇団だそうです。東北各地だけでなく東京でも公演をしているそうですが、紹介してくださった映像を見る限りでは素人がやっているとは信じられないくらいの完成度の高い公演でした。
 
 今日は合宿のテーマでもある「ロミオとジュリエット」のワークショップです。シェイクスピアについてや下館氏のイギリス時代のお話は、参加者をぐっと引き込むようなもので、これからの3時間どんなことが待っているのかとわくわくさせられました。
 なかでも、強調してお話されていたのは、シェイクスピアは英語で書かれたものだから日本語におきかえたものでなく、是非英語のままのセリフを口にだし、そのリズムを感じ取ってほしい、とおっしゃっていました。 それから、英語のporkとpig、beefとcowで何故ことばが変わってくるのか?それはイギリスという国がフランスの統治下にあってイギリス人が豚肉や牛肉を食べられなかったから、などという話や、「ことばには出る(out) 入る(in)とどまる、の3つのもの(呼吸法)しかない」というお話をされ、goは突き進むという意味を含んでいるから自然と前に出るでしょう、comeは入ってくる、beはそこにいる、とどまるんだよ、などと、いくつもの単語を挙げて、ことばというものは、時代背景、発する人の思いや感情を伴ったもので文字ずらだけのものではないし、顔の表情だって変わってくるのだ、ということをとてもわかりやすく教えてくださいました.
 
 まず80人ほどの参加者をまずは8つのグループに分け、グループ毎の活動です。最初は9人ほどのグループでそれぞれ円になり、円の中心を皆でみつめ、目配せなどはせずに1から20までをカウント(誰がいつ口にだしてもよい)するゲ-ム。誰かが同時に数を言ってしまったらまた1からやり直し。
呼吸や気持ちを合わせることが必要でこれがなかなか難しいのです。その後は
ボールを使ってお互いの名前を呼びながら覚えるゲーム。
 次にロミオとジュリエットのプロローグのおはなし。プロローグだけで全て結末まで分かってしまう、シェイクスピアの劇。ロミオとジュリエットを取り巻く人々の関係を参加者に出てもらいながら人物構成を見ていくと、とても面白いものだと気づかされます.人の運命を描いたシェイクスピアの劇だけれど、死をもってその運命を超えてしまう、ロミオとジュリエットの愛。

 それから、最初に下館氏がおっしゃっていたようにことばのリズムを、セリフを感じるグループ活動。実際のロミオやジュリエットのセリフをグループ毎にリズムを大切にしながら何度も唱えるのですが、そのままグループ毎にセリフを決められ、そのセリフをずーっと言いながらグループでまとまって部屋から会場の外にまででてぐるぐる回って部屋に戻るのです。みんなそれぞれセリフを自分のものにして帰ってきました。「ロミオとジュリエットの映画をみてごらんなさい、”君の”ことばが出てくるから」「そしてこのセリフを口に出したら世界中に通じるよ、あ、シェイクスピアのことばだって」
確かにシェイクスピアのことばがポンっと出てきたらかっこいいですねえ。

 最後にロミオとジュリエットの2つの映画のラストシーンを見比べてグループ毎に話しあい、代表が感想を述べて終了となりました。

 このワークショップにでて、たくさんのことを得ることができました。
まずシェイクスピアの奥深さを知り、もっと作品に触れたり学んでみたいなと思えました。
 英語の音やリズムの大切さを改めて感じ、もっとラボッ子とともに英語そのものの音やリズムを体で感じるような活動をし、ことばを自分のものにしていってもらいたいなとおもいました。
 それから、映画の女優の名前がみんな出てこなかった時に「そのあとのほうの・・。2番目のほうの・・・。新しい・・・」ではなくきちんと固有名詞を覚えて言うようにするといいですね、と下館氏がおっしゃっていたように、曖昧なことばの表現でなく、きちんと固有名詞を述べることで話の伝わり方が随分違ってくるので、これから心掛けたいと思いました.(その、あの、それ、あの人、その人・・が多いかも・・・忘れっぽい自分を反省)

 とにかく今日は充実した3時間を過ごすことができ参加できてよかったです。ワークショップの後の中高大生の活動はきっとますます楽しいものになっているでしょう!
 
Re:シェイクスピアカンパニーの下館教授のワークショップ(04月12日)
おねこさん (2008年04月15日 23時03分)

マーシャ嬢さま

相変わらず、頑張ってるね~!
素敵なWS、私も参加したかったわ。
シェイクスピアは本当に奥が深くて、ラボライブラリーにもあるので
いつかきちんと取り組んでみたいです。
本当にことばを大事に扱っていて、シェイクスピアから学ぶことは多いね。
Re:Re:シェイクスピアカンパニーの下館教授のワークショップ(04月12日)
マーシャ嬢さん (2008年04月17日 01時04分)

おねこさん

地区研でこのWSの話し合いをしたのだけれど、中学生のラボッっ子の中には
わけわかんなかった、という子もいた様子。シェイクスピアは大人にとっても
奥が深く難しいものねー.
全部理解できなかったとしても何かひとつでもおみやげを持ち帰れていればい
いのだろうなあと思いました.パーティで
このお話をとりあげるのはまだまだ先だけどね。
また会ったらいろいろお話したいわ。
Re:シェイクスピアカンパニーの下館教授のワークショップ(04月12日)
サンサンさん (2008年05月02日 09時55分)

すてきなワークショップにたくさん良い刺激をもらったのですね。

テューターとして成長しているマーシャ嬢さんの
笑顔を想像しています。

頑張ってくださいね。
Re:Re:シェイクスピアカンパニーの下館教授のワークショップ(04月12日)
マーシャ嬢さん (2008年05月11日 04時51分)

サンサンさん
サンサンさんにそう言っていただけると嬉しいです。
なかなか会員も増えませんが、今はラボの種まきがんばります@@
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.