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私の人形ー2 海を渡る人形たち |
04月02日 (水) |
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「祝い連獅子」
「大黒天」
3月中飾っていた人形展を終え、一体一体、箱に入れたり、戸棚に飾ったり、定位置に片付けた。そしてまた、新しい人形を作り始めている。飾っている間に、友人や知人が見に来て、気に入った人形を求めて行ってくれた。私の手元を離れる人形のうち、何体かは、海を渡る。趣味で作っている人形が、海を渡って、日本の人形として喜ばれるかと思うとうれしいものである。
宝石業の息子が、インドへ買い付けに行く。その取引先の業者の息子たちが結婚する。インドのそのような業者の結婚式は何日も宴会が続き、大勢の人を招待する。費用も大変なものらしい。そんなところへ、何を持っていこうか。「お袋が作った人形です」と言ってもって行くことになって、もう、何体も、インドに私の手作り人形が飾られている。「大黒天」「石橋」「連獅子」「弁慶」「蹴鞠」など、歌舞伎物や、御殿人形が多い。
ラボの交流のあと、その交際がずっと続き、お互いの結婚にも行き来して、さらに、子どもが生まれ、その家族のところへ、家族で遊びに行くような、親も孫も含めた交流が続いている家族がある。アメリカ、オーストラリア、中国にも、かわいい人形が、贈られていく。
一生懸命作ったものを、手放すのは、いつもちょっと心寂しい気持ちになるが、人〔他人〕のものになって、喜ばれ、大切されるのも、またうれしい。
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