もしも魔法が使えたら 3/24の日記 |
03月24日 (月) |
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15周年エメリヤンと太鼓 発表終了後 みんなが取り組み中に「もしも魔法が使えたら、どんなことしたい?」と投げかけて出してくれたことをこんな風にまとめたものを発表する予定だったのに、すっかり忘れていました。本当に残念。ここに紹介させていただきます。
もしも魔法が使えたら
もしも魔法が使えたら
ハンドル無しで乗れる早い車、スケーボーのような形で空を飛べるものをだしたいな。
ドラゴンがほしいな。
おじいちゃんとつりに行く船が欲しいな。
空を飛んでいたずらをしたい。
お菓子の国に行きたいな。
ジャンプの圭人に会いに行きたい。
やせてきれいになりたいな。
もしも魔法が使えたら
勉強をなくして、学校をなくして、友達とずーと遊んでいたいな。
もしも魔法が使えたら
絶対に死なないようにするぞ
東京を自分のものするぞ。
神にもなれるぞ。
世界中の総理大臣や大統領を集めて会議を開いて子どもが世界の中心になるようにしたい
もしも魔法が使えたら
砂漠に木をはやしたりして、地球温暖化をなくしたいな。
森の動物をふやすぞ。
食べ物がない人に食べ物を出してあげたいな。
困っている土地に食料や教材、薬などを雨のように降らせたいな。
もしも魔法が使えたら
人を生き返らせたいな。
すべての武器を楽器に替えて、世界を平和にしたいな。
もしも魔法が使えたら
心がとっても優しい人になりたいな。
取り組み初めの頃は自分の欲求が多かったのですが、一番最後のラボでもう一度同じことを投げかけると、困っている人を助けたい、戦争のことなどが出てきて、エメリヤンに取り組むことで、そいうった大きな視点、視野を持てるようになってきたんだと、うれしくなり、これを紹介したい、と思っていたのに、前日の準備のばたばたの中で、すっかり飛んでしまって、とっても心残り。これをあの180人の前でみんなに読ませたかった・・・・
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Re:もしも魔法が使えたら/トルストイのメッセージ
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がのさん (2008年03月24日 18時43分)
もしも魔法が使えたら――
◎人を生き返らせたいな。
◎すべての武器を楽器に変えて、世界を平和にしたいな。
もしも魔法が使えたら――
◎心がとっても優しい人になりたいな。
取り組み初めの頃は自分の欲求が多かったのですが、一番最後のラボ
でもう一度同じことを投げかけると、「困っている人を助けたい」と
か、戦争のことなどが出てきて、エメリヤンに取り組むことで、そうい
った大きな視点、視野を持てるようになってきたんだと、うれしくな
り、これを紹介した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スミティさんらしい気の利いた着眼であり、これこそが“テーマ”活
動ですよね。おもしろいです。
上記で見るように、山口の“西の魔女”たちはしっかりテーマをとら
えてくれました。「武器を楽器に替え」る魔法など、大トルストイが伝
えたかったメッセージをドンピシャに受けとめてくれていて、うれしく
なります。できることなら、この魔女さんに会って話がしたい…。
第三期のラボ・ライブラリー制作活動の第一歩としてロシアの民話の
森に子どもたちを連れていこう、と発想したとき、ちょっとむずかしい
かも知れないがどうしても一つ入れたかったのがトルストイの作品。ご
承知のように、レフ・ニコラエヴィッチ・トルストイは、数かずの名作
を書いた作家であるとともに、ガンジーと並んで、史上最大の思想家と
呼ばれることもあり、「人生の教師」として四海に認められている偉大
な人物。どこが「偉大」かについては、ラボのこの作品を訳出した水野
忠夫先生や金本源之助先生、タチアーナさんらの謦咳にたっぷりと触れ
て学んだ千葉のKさんがいつか書いてくれると期待していますが。そうそ
う、3年後の2011年はこの作家の没後100年になりますね。
トルストイの代表作「戦争と平和」や「復活」「アンナ・カレーニ
ナ」といった大作をラボのおはなしCDに入れるのはもちろん無理で、で
も、それらで語られているトルストイの思想(の一部)を集約的にあら
わしている作として、水野先生たちといっしょに頭をかかえ、一所懸命
考えて選んだのが「エメリヤンと太鼓」でした。
〔以下、長くなりそうで、ご迷惑でしょうから、わたしのほうのホーム
ページの日記に、つづきを書きます。〕
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Re:Re:もしも魔法が使えたら/トルストイのメッセージ
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スミティさん (2008年03月25日 11時09分)
がのさんへ
がのさんのHPにも書かせていただきましたが、こんな風に取り上げて
くださってありがとうございます。私も、まさに
これぞテーマ活動をする意味、と感じています。出てきた一つ一つの
「もしも」に子どもたち一人一人の生き様、生活、環境、段階がありま
す。 おじいちゃんと一緒につりに行くふねが欲しいとことばにする小
学一年生、学校がなくなったらいいのにという小学生。いろんな子の
「今」が見えます。そしてそれを受け止めるのはテューターだけでなく
高校生たちも受け止めます。「でも学校がなかったら友だちできんし、
遊べん」と言ったのは高校生。あまり発言しない子の思いも見えてき
て、新たな発見が。理解しあえる喜びを感じていました。
今回エメリヤン 制作秘話として発表にいたるプロセスを高校生が自分
た
ちでことばにし、みんなの前で表現してから発表に臨みました。左のペ
ージに載せてあります。
今の子どもたち、大きな権力の存在も、不自由であるということもなか
なか想像できません。農奴といわれても分からない。人間の歴史の中で
奴隷という不自由な存在があったという事実から小学校低学年にも分か
るように、いろいろなことをしました。戦争についても、ゲーム的な感
覚で戦うほうに楽しさを感じていた最初の頃の取り組みから、今、この
地球上で戦いがあり、その中で生きている子どもたちがいるという事実
も紹介しました。
昨日もいやな事件がありました。日本人は忌み言葉として○ぬ、とか、
使いたくない聞きたくないことばに敏感でした。それはことばの力、イ
メージすることの力を知っていたからだと思います。バーチャルの中で
戦いをする、子どもたちを見ていてもすぐに戦いのイメージが出てきて
気になっていました。今回、エメリヤンをして、ラボライブラリィにエ
メリヤンがあることの価値、今の子どもたちとこの物語に取り組む意
味、大切さを改めて感じました。
制作にかかわったがのさんに気にとめていただいてうれしいです。感想
もぼとぼとまとめているところです。
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Re:Re:Re:もしも魔法が使えたら/トルストイのメッセージ
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がのさん (2008年03月25日 23時29分)
スミティさん
制作秘話、読ませてもらいました。
すごい! 久々にほんとうの“テーマ”活動を見せてもらった思いがし
ます。子どもたちが、作品のテーマをしっかり捉え、いっぱい、いっぱ
い、考えてくれました。いろいろに試み、挑戦してくれました。パーテ
ィのなかまみんなで、からだいっぱいに感じとってくれました。
まわりを見つつ、迷ったり、悩んだり、また考えたり、試したり…。ほ
んとうに身につく経験とは、そうして勝ちとっていくものですよね。手
を抜いてはいけません。早道なんてありません。いちいち立ち止まっ
て、手間をかけ、ごまかしなくやり遂げたとき、こころにいつまでも輝
くものが残っていく。もちろん、ことばも。それが本来のテーマ活動で
すよね。
みすだパーティのみんな、次の挑戦を期待していますよ。
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Re:Re:Re:Re:もしも魔法が使えたら/トルストイのメッセージ
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スミティさん (2008年03月27日 23時51分)
がのさんへ
ありがとうございます。
高校生にも エメリヤンの制作にかかわったがのさんがほめてくれてた
よって伝えます。
テーマ活動の歴史、これまでの主なテーマ活動をDVDで振り返るプロ
グラムでは、そのテーマ活動のほとんどにかかわっていたMちゃんと、
それぞれのテーマ活動で何を大切にしたか、紹介したんですよ。
そのときそのとき、グリーシュをやったときはあの子がこんな状態でこ
の物語に対してこんなことを言っていた、なんていろんな思い出があり
ます。
大人でやったらまたいろんな経験が反映されておもしろいだろうな、と
近頃思っているんですが。
テーマ活動は年代を超えて、いろんな人の個性を飲み込んで、みんなが
一緒に成長し合えるすばらしいプログラムだと思います。
応援 ありがとうございます!
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