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課題の山 |
01月08日 (火) |
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一昨日~昨日、バスで2時間半くらい離れたマイメンシンへ行ってきた。2002年、3人の子ども達の教育支援を始めた町である。現在、9年生を最年長に5年生まで7名のスラムの子ども達が支援を受けて勉強している。ここでも、進級のために「プライベート」(補習)が必要との話題が出る。中学生の支援は、ただでさえ足が出ているのに、そんなことひとつひとつに対応していたら、こっちが破綻してしまう・・・。無理なことには、余計な期待を抱かせないように、はっきりと「無理」だと伝える。自分の将来のために、しっかり自覚して勉強するように。自分が貧困から抜け出すための勉強なのだから・・。
今朝9時にJICA事務所を訪ねて、サイクロンの事情を聴いた。
一応、緊急事態は過ぎ、世界各国からの緊急支援NGOはそろそろ撤退をはじめ、次に中長期のNGOが入って来ているようである。「緊急」という概念も曖昧でそれぞれの解釈があるけれど(ここバングラデシュは「慢性的緊急状態」と言われているが・・)、目の前でバタバタと死んでいく状態は一段落したらしい・・。今から復興期に移行らしいので、住居再建や学校再開などは今からの課題だろう。ただ、奥地には、まだまだ支援物資は届かず、情報が入らないだけで「緊急」状態の場所は残っていることと思う。
JICAの支援隊が物資搬送をした地域に至るまでの村々も、程度の差はあれ、どこも被害を受けていて物資はかなり不足していたので、そこを通り過ぎて目的地へ行くことに、申し訳ない気持ちがした・・と言っていた。道路が傷んでいるので、時間もかかるし、全てをカバーするのは不可能なので、分担して取りくまなければならない。JOCAは国と協力してインフラ部門の整備を担いたいと言っていた。
課題は積み残したまま、帰国の時間は容赦なく迫って来る。遠くから眺めながら、包括的に対策を練ることにしよう・・。サイクロンと新入学支援児の現状調査をMIKIに依頼して、帰国の途に着く。
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