古いフランス映画『白い少女』
雪のせいか静かな日曜日
古いフランス映画を思い出した
モノクローム
パリの地下鉄を描いた映画だった
パリの地下鉄のなかで、学校がえりの少年が白い服を着た少女を見かける
降りた少女を追って、自分もあわてて降りるが見失ってしまう
地下鉄を乗り換えた少女を追って、自分も次の電車に乗る
ある駅で、少女を見かけ慌てて降り、少女の乗った電車を追う
今去ってゆく電車に少女らしき人が乗っている・・・
少女を追ってどこまでも
地下鉄を乗り継いでさ迷う少年
いつしか少年は夢のなかに・・・
少女を探し続ける夢のような映画であった
誰の映画かもわからなかった
『赤い風船』1956年のアルベール・ラモリスかと思ったが、違っていた
ジョルジュ・フランジュ監督
『白い少女』La Premiere Nuit (1958) とわかった
ジョルジュ・フランジュ フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5
残念ながらフィルムは YouTubeにもなかったが
久しぶりに映画を思い出せて良かった
ついでに思い出したこと
(パリの地下鉄ではホームに降りると「出口」と「乗り換え」の表示のどちらかに向かう
「乗り換え」を歩いてゆき、行き先への通路をたどれば
行く方の電車のホームにたどり着く
「乗り換え」を選んだら出口には向かわないのだ
システムとしての明解さに感心したことを思い出した)
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