1985年『未来世紀ブラジル』1986年『不思議惑星 キン・ザ・ザ』 |
02月01日 (金) |
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テリー・ギリアム 1985年 『未来世紀ブラジル』
前から見たいと思っていたが見る機会が無かった映画をやっと見ることができた
高田馬場松竹
映画の日とこの映画の最終日と重なって満席だった
映画の日の価格 『不思議惑星ギンザザ』と二本立てで800円!
『未来世紀ブラジル』(Brazil)
1985年公開のSF映画 コメディ仕立ての悲劇 残酷な結末
モンティ・パイソンメンバーのテリー・ギリアム監督
未来政府の全体主義的官僚政治は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』そっくり
ギリアムによると、この映画は『1984年』にインスパイアされているという
実際に、この映画の制作中のタイトルは「1984 1/2」であった
1985年に描いた未来社会であるので、制作から20年を過ぎた今となっては端末機やダクトの装置はかなり古めかしい
それでも未来社会への予測の要点ははずしていない
未来社会への警鐘は今見ても生き生きとしている
こんな映画知らなかった
未来映画でありながらその描き出す宇宙船や住居、衣服はどれもポンコツなのである
低予算でつくられたのだろうが奇妙な味わいの面白い映画であった
旧体制下のソ連で人気がありたくさんの人が見たという
つくった側も見た側も当時の体制への批判を共有して
おおいに楽しんだことであろう
主人公の技師もとんでもない事態を嘆かないし
側にいて一緒にワープしてしまったグルジア出身の青年も嘆いたり
ボタンを押してしまった技師をなじったりしない
黙々と生きてきたロシヤ人そのものだ・・・
ゲオルギー・ダネリヤ 監督
ゲオルギー・ダネリヤ 監督 1986年『不思議惑星 キン・ザ・ザ』
旧ソ連/カラー/135分
「ソ連で公開当時、評論家からはさんざんな不評だったにもかかわらず、ソ連全土で1570万人を動員」
「日本では1989年の“ソビエトSF映画祭”で特別上映されただけの幻のカルト・ムービー」
あらすじ
妻に頼まれパンとマカロニを買いに街へ出た建築技師マシコフ
「あの人が変なことを言ってます」と学生ゲデバンが助けを求めてきた
浮浪者のようなその男は、自分は他の惑星から来た者で、自分の星に帰りたいと2人に話す
そんな話など信じないマシコフは、男が持っていたリモコンのような「空間移動装置」のボタンを押してしまう
次の瞬間、マシコフとゲデバンは砂漠のど真ん中に立っている
「ここはソ連国内の砂漠、カラクルムだ」と言い張るマシコフ
しかし、そこは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクだった
ブリキのおもちゃのような飛行船が飛んできて降り立つ
2人の男が降りてくる
ことばは通じない・・・『クー!』と叫んで両手を開いた
「なんだこりゃ」
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Re:1985年『未来世紀ブラジル』1986年『不思議惑星 キン・ザ・ザ』(02月01日)
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けいこさんさん (2008年02月03日 22時00分)
「未来世紀ブラジル」も、早稲田松竹も、懐かしい~~~。
封切の時、有楽町の松竹にかかってました。
マイナーな映画だけど、ロバート・デ・ニーロ出てませんでしたっけ?
オーラを消してて、プロってすごいなあと思った記憶があります。
学生の間では、かなり話題になって、見とかなきゃ!って感じでした。
1人で、フラッと、思い立った時に映画館に入れた、遠い昔のことです。
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Re:Re:1985年『未来世紀ブラジル』1986年『不思議惑星 キン・ザ・ザ』(02月01日)
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アスベルさん (2008年02月04日 13時53分)
Kさんへ
早稲田松竹は今でも良心的な映画館ですね・・・
二本だてときには3本だてですし
映画の日には誰でも800円!
早稲田の学生でいっぱいでした
ロバート・デ・ニーロはテロリスト 配管工
颯爽と現れ消えてゆきます
クローズアップもないのでロバート・デ・ニーロとは思えませんでした
>1人で、フラッと、思い立った時に映画館に入れた、遠い昔のことです。
今はそう思われないでしょうが
子育ても終わって今振り返ってみればあっという間のことでしたよ・・・
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