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百の功用 |
01月28日 (月) |
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まちへでてきた 笛ふきおとこ
まずはにっこり わらってみせる
笛にひそんだ ふしぎなちから
・・・・・・・
ひとふしふいた そのとたんから
ささやくような ひびきがおこり
・・・・
どっとくりだす ねずみの大軍。
フエルトで作ったこんなネズミ、ネズミ、ネズミ。これくらいの数並べると、私の頭の中では、勝手に物語「ハメルンの笛ふき」を思いおこす。
「しっぽつったて ひげふりたてた いくひゃくせんの ねずみのやから」・・・・とてもそんな大軍ではないが、・・・
子年にちなんで、新年から、こんなネズミを百個以上作った。孫や、孫の友達を始めとして、次々プレゼントしていくと、意外と評判がよく、50個、40個、30個と作り足した。
「百」と言う数は、私にとって、喜びや、夢や希望を生み出す数なのだと思う。ラボテューターになって、ラボっ子が、5人(かぜで、2人が休めば、3人でパーティ)もっと元気なパーティにしたいな・・・・10人・・30人(やっとみんなが楽しめるようなテーマ活動が出来るようになって)・・・50人。すごい、と思った。その力は、5人から10人になるときの苦しさよりも楽に、100人をつくりだした。その力、百人の個性のぶつかり合うテーマ活動に向かう創造力とエネルギーは、まさに子どもが自ら学び、自ら成長する喜びの場であったと思う。異年齢の百人が、百以上の物語を軸に、その感性をはじかせて、表現するテーマ活動が、子どもを感動させないわけがない。その子達が元気に育たないわけがない。そんな恵まれたパーティ活動を20年余も続けられたことに今はただ感謝するばかりだ。
その後、なんとなく、私は、なんでも無意識に百を目標にしていることに気がつく。何を作るにしても、百作るとしたら、始めの一個と、百個目とは、作る要領も、かかる時間も、つくり栄えも、違うというもの。今までに、百以上を作って、誰かにあげた、という物は、たくさんある。
今年も、ねずみをつくりながら、いろんな人の笑顔や言葉を思い出し、いい気分でいる。しろ、ピンク、きいろ、紫のネズミを、2,30匹入れた小箱を、ぱっと開けると、その瞬間、だれもが「わー、かわいい」と言う。「お一つどうぞ」と言うと、ニコニコと好きな色をとって、そのピンをどこかにとめる。「おまごさんの**ちゃんにどうぞ」というと、「わたしが、ほしいもの」と言って、結局2個、3個とほしくなる。こんなに手元からなくなるネズミを眺めて、私もにんまりとしながら、とにかく、「わー、かわいい」と言った瞬間が百以上あったと言うことは、いいことじゃないの。とネズミちゃんにkiss!
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