会期の終了間際になってしまったので今日出かけました
アルベール・アンカーはスイスの小さな村(スイス中央部インス村)で生まれ
自分の家族やその村のこどもたちを描き続けた画家で
スイスでは誰もが知る国民的画家だそうです
印象派の画家と同時代人
パリと自分の村と両方に住みました
秋から春までパリに暮らし、夏だけ故郷であるに滞在する生活を30年間
でも作品にパリの絵はありません
村の絵ばかりです
遊びや刺繍や編み物など手仕事に熱中するこども
教科書やノート、石版を持って学校へ行くこども
弟や妹の面倒を見る兄や姉
おじいちゃんと孫
おばあちゃんと孫・・・・
静物画
頼まれて描いた肖像画・・・
親しみやすい題材を丁寧に丁寧に描いた絵画でした
ゴッホからパリの画商グーピルに勤めていたテオに宛た手紙
「アンカーはまだ生きているのか? 彼の作品をよく思い出すのだが、とても真面目な絵で、丹念に細かいところまでよく描かれている。彼はまだ古いタイプの画家だね」
展覧会 : 故郷スイスの村のぬくもり アンカー展
会期:2007年12月1日(土)~2008年1月20日(日)
会場:渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
スイスの国民的画家である自然主義画家アルベール・アンカーの回顧展
日本初開催
追記
この展覧会は巡回されます
郡山展 2008年2月2日(土)~3月23日(日)郡山市立美術館
松本展 2008年4月8日(火)~5月18日(日)松本市美術館
京都展 2008年5月24日(土)~6月22日(日)美術館「えき」KYOTO
http://e-museum.jp/modules/news/article.php?storyid=840
アンカーは6人のこどもに恵まれましたが
長男ルドルフをわずか2歳で、
もう一人エミールをわずか1歳で亡くされています
その悲しみを込めた哀切な絵もありました
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