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2008年 明けましておめでとうございます01/02の日記 |
01月02日 (水) |
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すみだPのみなさん、ラボ広場ですみだHPを見てくださっている皆様、ご家族でそれぞれのお正月をお迎えのことと。
今年は年末から思わず寒気が日本列島を襲い、私の実家には行かれなくなってしまいました。夏の猛暑を思うと、地球がバランスをとっているのかしら、と思ったりもします。
すみだPは1993年4月に誕生。今年3月でちょうど15年になります。3月16日にはアクティブやないで15周年発表会を行います。
それに先立ち年内に15周年文集を発刊することができました。その巻頭挨拶を年頭の挨拶とさせていただきます。
社会はこの15年で ことに子どもを取り巻く環境は変わりました。この現実の中、個人として、ラボパーティとして、できることには限界があります。その中でこのように続けてこられたのは、ひとえにパーティのラボっ子と親御さんのおかげだと感じています。
これからどのように活動していかれるのか、どのバランスがいいのか、考えていかないといけないな、と思うこの年末年始でした。しかし、子どもたちはラボ活動の中で着実に育っています。この子どもたちの成長の場を大切にしてやりたい、と思っています。
今年もよろしくお願いいたします。
「人は人の中でしか人になれない」
15年、すみだパーティのラボっ子たちは、パーティ活動や全国キャンプ、国際交流の中でいろいろな出会いをし、さまざまな感動を体験し成長してきました。「心」の「教育」が言われますが、ラボの中で育っていく子どもたちを見ていると、「心」は「教育」されるものではなく、大好きな大人や友だち、お兄ちゃんお姉ちゃん、年下の子どもとの「良い関係」の中で「育っていく」ものだと強く感じています。好きな人、気になる人のことだから、そのことばや行動を受け止め影響を受けます。関心のない人のことは受け止めません。好きな人が多く、豊かな関係性をたくさん持っている子ほど受け止めるものは多く、成長していきます。
11月4日には門脇厚司先生が講演の中で、昔の子どもに比べて今の子どもたちがどれくらい人との関係が少ないか、そして人を取り込み、人と良い関係を作る力や社会力が大切かお話してくださいました。私たち大人の社会力の弱さも反省させられました。
15周年に当たり、高校生リーダーと私が決めたテーマは「絆」。子どもたちはパーティ内での出会いから国際交流まで、いろいろなラボ活動の中で人と出会います。しかし、出会っても努力なしにはその関係は続いていきません。関係性 絆は自然にできるものではなく、本人、そしてまわりの努力の賜物だと思います。
子どもたちは、いつも一緒に活動している関係性のある子が書いたことに興味を持ちます。大人にとってもそうだと思います。この文集が、すみだパーティのラボっ子、ご父母、おじいちゃんおばあちゃんにとって、これからのパーティ活動で別のグループの子たちと出会い、関係を作っていくときの、そして、それぞれをより理解し合える助けとなり、みんながより「絆」深めていけたら、と願っています。
1992年にラボのことはほとんど知らないまま、ラボライブラリィのすばらしさに引かれてテュータースクールを受講しましたが、その時、ラボ活動は単なる英語教育ではなく人間教育であり、教育共同体作りだと思い、パーティ活動を始めました。
これからもすみだパーティの中で、大人も子どももより強く、よりたくさんの、良い関係、「絆」を育てる努力を皆さんとご一緒にしていきたい、育んでいきたいと思っています。
最後になりましたが、メッセージを寄せてくださった、事務局、テューター、OBご父母、OB、OGのみなさん、ありがとうございました。山口地区のテューターや中国支部の事務局、そしてすみだパーティにこれまで関わってくださった多くの方、15年間ありがとうございました。そしてこれからもすみだパーティをよろしくお願いいたします。
2007年11月
ラボテューター 角田すみれ
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