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その場がきなけりゃわかんねえ |
12月16日 (日) |
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ラボッ子たちはやっと、やっと、ついに! 本気になった!!
地区発表会前日の最後のパーティの昨日は、ふたり欠席。 部活の試合やら風邪ひきやらこの時期はパーティにとっても逆風が。
前日なのに、全くいつもと変わらず団子状態でひッからがってはしゃぎまくる子供たち・・・ちょっと、本当に大丈夫なの~???とひとり焦るテューター。
音楽のみのCDでお話を通す。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・通せない、と言うよりお話が流れていかない。
Joeと牧師がいない(欠席)ので、役同士の言葉のキャッチボールができずに調子が出ないのは仕方ないにしても、自分で決めたナレーションのところさえよく分かっていないので、お話が止まってしまい、重苦しい沈黙。 ず~~~ん、と沈む顔、顔、顔。
「つかれた・・」
「なんだか、しんどかった。」
「後ろの方へどんどんみんなが下がってきちゃった。」
「動きが止まっちゃった。」
2回目を見てもらったお母さんたちからいただいた言葉。
「不安がある」『もっと自身をもって!」「元気な姿が見られない」
とりあえず、今の自分の気持、感じていることをひとりひとりが忘れずにいて、もう一度自分は何をすればいいのか考えてくる、ことを約束。本番に強いラボッ子を信じて(く~~~っ!)一応、笑顔で(ひきつっていたかも?)Good Bye。
そして、発表当日の今朝、38度の熱が下がり今日は出られる、との
S(牧師役)ママからの知らせ。
思わず”Yippee!!!”と飛び上がるNとK.
今日は会場の設営や、ラボッ子実行委員との役割分担、打ち合わせなどでバタバタし、全くパーティの子供たちと「トムソーヤ」について話すことは一度もなかった。
あれよあれよ、と言う間に本番。
舞台(今回はフラットなスペースだが)に立った子供たちの顔はキリッといい具合に引き締まり、仲間と顔を見合わせニヤッとと笑う程度の余裕を見せ、なんだかいい感じ。
テューターも一生懸命音楽CDに専念するからね。
昨日は「練習の時はHackやるけど、本番はTom。」ときっぱり言い切っていたK(年長)がHackになってしっかりJoeやTomとのやり取りをしている。 気持はTomだったんじゃなかったの?
子供たちのあいだで何か秘密の会談があったのかなあ? でもおかげでもうひとりのHackのN(年長)は心強そうで、顔から笑みが。
ひとりひとりがしっかり自分の役になって、ナレーションも自分の番の少し前の所に来ると、嬉々としてマイクに飛んでくる!
あんなにつまらなそうだったジャクソン島の木々や、ミシシッピーの河波の子たちも、せりふを言っているTomたちの様子をチラリとうかがいながら、立ち位置や、間隔の取り方に気を配っている!
話が途切れず流れた!!!!
初めて全員揃ってお話が通せたのが発表会当日だったなんて・・・・、
「キミたち、さすがだよ! でも、どうしてもっと早くそうならなかったんだ!!!」
家に帰ってトイレの日めくりカレンダーは、朝のどたばたで昨日の日付のまま。 めくってみると相田みつおの字がこう言ってた。
「その場がきなけりゃわかんねえ」
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