本橋成一『アレクセイと泉』 |
12月07日 (日) |
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「本橋成一『アレクセイと泉』」
『ナージャの村』をつくった写真家本橋成一の2002年作品
http://www.ne.jp/asahi/polepole/times/sosna/index.html
ベラルーシの小さな村、ブジシチェ村
84年4付き26日、180キロ離れたチェルノブイリ原発事故のため、汚染され
政府の命令によってほとんどの住民は立ち退き、今は55人の老人と34歳のアレクセイだけが住んでいる
その村にある泉は全く汚染されていない
この映画は村人の生活を淡々と追う中で
私たちが失ってしまった大切なものを改めて教えてくれる
水くみの音、木を切り倒す音、薪割りの音
馬との会話、荷馬車の音、豚の鳴き声、鵞鳥の鳴き声、
おんぼろなトラクターの音、
ペチカの薪のはぜる音、ペチカでつくるパン
ペチカに火をつけるアレクセイの母の手、
つるでかごを編むアレクセイの父の手、
じゃがいもを掘る真っ黒な手、
泉の下につくった洗濯場での手洗いの洗濯、
週に2回だけくるバス
年金を持ってくる政府の車
販売にくるトラック
おばあさんたちがいつも頭に巻いているショール
お祝いで飲むウォッカは水のようにのどに流し込まれる
おばあさんたちも飲んでいる
おばあさんたちは踊り始める
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Re:本橋成一『アレクセイと泉』(12月07日)
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リジータさん (2003年12月08日 01時50分)
アスベルさん、こんにちは。
実は、私、私の町で行われた「アレクセイと泉の」自主上映の実行委員
の1人でした。
7月に監督もお呼びしての会でした。
本当にいろんなことを考えさせられる映画でしたね。
美しさ、素朴さ、ユーモア、おだやかさ・・・・
でも、生活の場のすべてのものから放射能が検出されるのですよね、泉
を除いては。
続編ができないか期待しています。
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