今、日常着ている衣服はどんな繊維が多いのだろう。綿、麻、絹、ウールの天然素材に加えて、化学繊維、人工繊維、とその種類は多くさまざまだ。その用途によって便利なものを選べて、洗濯なども楽だといえば、本当にありがたい。そんな日常とは少し離れて、たんすの中の母の着物、姉の着物など、明治、大正の絹物を見ていると、その手触りがそれぞれの絹物で違いがあり、なんとも言えぬ暖かさ、豊かさを感じる。無用の長物と思いながらも、決して捨てられず、服に、バッグにとリメイクして、その端切れでさらに「お細工物」を作る。縮緬、平絹、紬など、など。古布に限って作るところに、格別の味があると思っている。
りすとどんぐり
きく
かき
ふくらすずめ
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