フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展へ |
10月26日 (金) |
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六本木、新美術館
フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展
金曜日は8時までやっているので、比較的すいていて
ゆっくり見ることができた
オランダの勃興と富の蓄積が生み出した風俗画
布や毛皮など物の質感
油絵も銅版画も職人技、技術の確かさに支えられている
風俗画は絵を見る楽しさと当時の風俗を見る楽しさと両方を楽しめる
店の様子、市場の様子。並べられている食材、買い物の様子
家で働く女性、使用人、鍋を磨く、縫い物
料理の様子、鳥の羽をむしる、暖炉
パンケーキを焼く
冬のスケートの様子
男女の関係
バックギャモンに興じる男
酒を飲む男女
フェルメール『牛乳を注ぐ女』は特別室にある
最前列は「立ち止まらずにご覧下さい」となっている
これはうんざりだけれども
それでも4列目ぐらいにしきりがあり
その後ろからは立ち止まって見ることができた
双眼鏡を持っていった方がいいですよ
見事な絵だ ずっと見ていて飽きない
左側の窓から入る光が女性に注がれる
顔や腕が光を浴びている
女性の顔から女性の視線に沿って自然に目は壺に、
注意深く牛乳が注がれている
その前には大きな籠のパン、ちぎられたパンの固まり
やわらかな光を受けて、輝くパンである
このパンは食べ残しか
古くなったパンを牛乳に浸してあとから料理に使うのかもしれない
絵の具に含まれている鉱物の粒子が、光を受けて
画面全体に輝いている
女性の黄色い上着、青いエプロン、赤いスカート
白い頭巾
光に輝くパン
女性の持つ赤い壺、壺から注がれる白い牛乳・・・
青はラピスラズリ(石)を粉にして、亜麻仁油を加えて、練って作った
ウルトラマリンブルー
この石は当時、黄金と同じほど高価だったという
青も赤も黄色も一つ一つの色が美しい
http://milkmaid.jp/index.html
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Re:フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展へ(10月26日)
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どらみさん (2007年10月28日 21時59分)
お久しぶりです。お元気ですか?
フェルメール、『牛乳を注ぐ女』はオランダの国家の尊厳として守り通
された有名な絵画ですね。
夏に予告されてからずっと行きたいと思っていました。
来月行く予定です。
国立新美術館には私のいとこが学芸員として働いているので、前回のモ
ネのときも行って来ました。
建築家の黒川紀章さんが亡くなってしまいましたが、この美術館もなか
なか大胆なデザインですよね。
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Re:フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展へ(10月26日)
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アスベルさん (2007年10月28日 23時25分)
お久しぶりです
新美術館の空間、とても大胆な構成です
光の入り方も、変化があって、時間や天気によって、
いろんな表情を見せてくれます
トイレや階段の配置は疑問ですが・・・
黒川紀章さんの作品として、代表作になることでしょう
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