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黒子 |
10月22日 (月) |
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偶然つけたNHKTVの番組「プロフェッショナル」で、京都市立堀越高校校長の荒瀬克己先生の姿勢に吸い寄せられて、しっかりと観てしまった。
近年この学校が注目されはじめたのは、驚異的に伸びたな国立大学合格進学率。国立合格者が数人から170人を超える人数に躍進。しかし、この学校では、先取り学習や詰め込み受験勉強は一切行っていないと言う。
この飛躍的な合格率は何に起因しているのか?荒瀬氏はこの学校に「探求課」を新設。生徒は週2コマ「探求基礎」という勉強をするらしい。生徒は自分で研究の課題を設定し、それに向かって心ゆくまで研究を進める。教えられるのではなく、自分で考え自ら学び、自分の意志を自分の言葉ではっきりと伝える事のできる生徒が育っていく。その結果、もっともっと探求したくなっていき、自分が進みたい大学を自ら探し、それに向かっても邁進する。
子どもの質が変わったのではない。子ども達に内在するすばらしさを引き出す「探求課」の新設という仕掛けをしたにすぎない。
「良さをより良くするためには、新しいものを入れなければいけない。」と氏は語っていたが、子ども達を見つめて日々試行錯誤している我々テューターの眼差しと良く似ている。
氏の「教師は黒子である」という姿勢はラボ・テューターにも通じるとフェニックスは思う。
(そういえば、先日の杉浦先生の話(10/21フェニックスの日記参照)の中でも、子どもの集団の力を引き出すという項目の中で(昨日の概要の中には書いていないのだが)、テューターの力量とパーティでの発語頻度については、段々ベテランになるに従って、子どもの力を引き出すのにTの口数が少なくなっていっている、という杉浦氏のテューター研究の興味深いデータを引用されたのを思い出した。)
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