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こどもたちの想像力が創り上げるもの |
12月04日 (木) |
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テーマ活動も発表が近づくと 物語がスゴク広がって 最初の頃のイメージとは全く異なっていることも多い。
今回取り組んでいる『鮫どんとキジムナー』も『おやすみみずく』も 最初のイメージからドンドン深まっていって 最初とは違うものになっていることに気付く。
こどもたちの想像力は本当にスゴイ。
一羽の鳥でも その鳥になりきって 飛んだり、餌を探したり、眠ったり、時には仲間と話したり・・それを楽しく演じる。
よくよく考えると『鳥』だって立派に生活しているのだから 当たり前なのだが テーマ活動でなく、絵本を読んだだけではそんなことまで想像しない。
「ああ、鳥たちがうるさくて みみずくが眠れなかった話なんだな」で終わってしまうかもしれない。
こどもたちのイメージが広がっていって お話であそべている瞬間ほど 楽しいものは無い。
~ この鳥は大きく羽を動かして。 この鳥はリズムを取ってゆっくり、でも大きな声でおしゃべりするの。 飛ぶときはパタパタ羽を動かさないと落ちちゃうし・・。~と 色々と説明してくれる子供たち。
テューターの私だけでは絶対に体験できない世界を体験させてくれる。
わたしも楽しい時間を過ごしているなあ~と、感謝したい。
『鮫どんとキジムナー』も同じ。
実は この夏に私の家族が沖縄を旅して こどもに「鮫どん」の話をしてからこのテーマが持ち上がったのだが 私自身がここまで 沖縄好きになるとは思っていなかった。
テーマ活動をするに当たって いろんな本を読んだり、写真集を見たり、タイムリーに沖縄のテレビを見たりと ますます沖縄にはまってしまって 『鮫どん~』の世界にもはまってしまって。
でも、これもこどもたちのおかげですね。
『沖縄語(うちなーぐち)』に興味を示し、その言葉をドンドン吸収していったこどもたち。 沖縄語も英語も 同じなんでしょうね。
そして、また沖縄のイメージも、鮫どんとキジムナーの世界も 元々思っていたものとは全く違ってきた。
独身時代行った『沖縄』は ただ海の奇麗な観光地だったけれど 今はとても重みのある、親しみのある、また色んな意味で悲しい、でも愛しい場所になってきている。
このお話も 遠い町の話だと思っていたのが ぐっと身近になってきた。
鮫どんにもキジムナーにもいろんな思い入れが出来てきた。
そう言えば 小学生の頃、自分がラボッコで発表したセリフは その役のイメージと思いをのせたまま 現在も生き続けている。
あの頃のセリフは す~っと出てきてしまうし、その頃の気持ちも情景もよみがえってくる。
今、こうやって体験しているシーンや思いを この子どもたちは覚えていてくれるだろうか?
この体験が将来 何かの役に立つだろうか?
きっと 何かを残してくれると私は思う。
そのために、テーマ活動に思いを込めて 子どもたちとともに頑張っていこうと思う。
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