府中美術館で「キスリング展」が始まった
10.13(土)-11.18(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:午前10時~午後5時(最終入場は午後4時30分)
http://www.art.city.fuchu.tokyo.jp/
プティ・パレ美術館(ジュネーヴ)蔵の作品が多い
府中美術館は好きな美術館だ
家から車で30分でゆける、駐車場が無料
展示は約60点と見やすい数
来館者が少ないのでゆっくり絵を見ることができる
展示の合間に喫茶店で休憩できる
絵を見た後、府中公園内を散歩できる
案内のチラシがふつうの倍のボリューウム
図版も多く、内容が詳しい
館員が皆丁寧
モイーズ・キスリング(1891-1953)は
ポーランドの古都クラコフにユダヤ人の仕立屋の息子として生まれた
19歳で故郷を離れ、芸術の都パリへ エコール・ド・パリを代表する画家となる
第一次大戦では志願してフランスのために戦い負傷
その後フランス国籍を得る
第二次大戦ではアメリカに亡命
ユダヤ人としての苦難、悲しみを秘めながら
生きる喜び、描く喜びを感じさせる人気画家であった
明るい色彩、洗練された感覚、
描く対象や人へのあふれるような愛情
親しみやすい描写
好きな画家である
《サン=トロペでの昼寝(キスリングとルネ)》1916年
《魚(ブイヤベース)》1931年
《花束》1931年
《スウェーデンの少女、イングリッド》1932年
《女優エディット・メラの肖像》1932年
《女優アルレッティの裸像》1933年
《ブロンドの少年》1937年
「美しい裸の娘は私に喜びを、彼女を愛したいという思いを、幸せな感情をよびさます。私は、ポーズする彼女の背景の布や地が、私の喜びの表現であってほしいと思う・・・」(キスリング)
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