初めての都市や町は歩いてみてやっと顔が見えてくる |
08月18日 (土) |
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2007年08月15日
07:16
初めての都市や町は歩いてみてやっと顔が見えてくる
少しの時間でも見つけて
初めての都市や町を歩いて測ってみることにしている
今回のドイツ旅行、初めての都市はベルリン
朝食前にホテルから散歩に出る
地図で見ると勝利の塔まで2キロもメートルもないことは調べてある
ガイドブックの地図には手製の目盛りを書き込んだ紙片を挟んである
(500mの目盛りがついていたら、それを使って4km位まで目盛りをのばしてつくっておく)
勝利の塔からもさらに足を伸ばせそうだ
まだ車も人も少ない中、初めての通りを歩いて行く
バウハウスの建物がある
まだ開いていないが庭の方までは入れる
勝利の塔は高く・・・69mある、 朝日に金色の像が輝きはじめていた
1873年に建てられた
1864年デンマークに、1866年オーストリアに
1870年フランスに勝利した記念の塔である
周りにビスマルクモルトケ、ローンの像
この勝利の塔はヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>の映画
「ベルリン・天使の詩」制作年 1987に
天使が時々休む塔として描かれている
まだ時間があるのでウンター・デル・リンデン公園をまわって帰る
ことにした
朝の光を浴びた木々の中を歩くのは気持ちがいい
散歩の人、ランニングの人や通勤の人
リヒテンシュタイン橋に出た
この辺にあるはずだけどと橋を渡ってホテルに帰り始めると
それはすぐ見つかった
見つかったのはローザ・ルクセンブルクの記念碑
墓ではない
この場所にに記念碑が建てられたことの意味は・・・
ローザ・ルクセンブルクはポーランド生まれの革命家
1871年3月5日 - 1919年1月15日
1898年ベルリンへ
第一次大戦の敗戦にあたってロシア革命が起こる
続いてドイツ革命が起こる
1918年11月皇帝廃位
ドイツ・ワイマール共和国体制出発
さらなるドイツ革命を目指して活動していた
12月29日から翌1919年1月1日にかけて開かれた創設大会でドイツ共産党創設
蜂起への動きを押さえきれず・・・
1月9日~15日戦闘のでスパルクス団ほかの革命軍は壊滅、レーテも解体されてゆく
ローザとカール・リープクネヒトは1月15日にベルリンで逮捕さ
れともに虐殺された
彼女の遺体はこの運河のこの場所に投げ捨てられていたという
ドイツ革命はこの二人の死によって止めを刺され
ナチスの政権奪取へと歴史は進んで行く
冷たい言い方になるが殺されてしまった革命家は失敗した革命家である
だが彼女は優しい人柄とその戦闘的な思想で知られている
その思想はロシア革命とレーニンをも批判した
レーニンの前衛による大衆の指導、前衛党による革命指導を批判し
大衆の自然発生性への信頼を掲げた
東ドイツ出身のガイドさんにローザ・ルクセンブルクのことをきいたら
記念日があって、毎年学校からデモに参加していましたとのこと
日本人である私がローザ・ルクセンブルクを知っていることに驚いていた
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Re:初めての都市や町は歩いてみてやっと顔が見えてくる(08月18日)
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スミティさん (2007年08月19日 22時07分)
ローザ、ルクセンブルク この名前を知っている人がどれくらい今の日
本でいることか。
高校時代彼女の伝記を読んで、感銘を受けましたが。
ドイツから日本は学ぶ事は多い、と思います。
楽しんでください。
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Re:初めての都市や町は歩いてみてやっと顔が見えてくる(08月18日)
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アスベルさん (2007年08月20日 15時30分)
簡素でしたが、心なしか、凛と胸を張っていました
ローザ・ルクセンブルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/
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