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ドイツへゆくことは敬遠してきましたが |
08月13日 (月) |
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ドイツへゆくことは敬遠してきた
フランス、イタリア、スペイン、オランダ
オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキア
ロシアと周りの国に行っていながら行くことにためらいがあった
「すべてが秩序のなかにある」Ordnung(=. 「秩序」というのが素晴らしいこととされる国
「すべては秩序のなかにありますか?」という挨拶があるらしい
整然たる秩序が気持ちいいという感性は私はちょっと苦手である
しかしドイツの歴史の現場に立ちたいという誘惑、
ドイツの文学や音楽、映画という魅力もある
一度は行ってみようと
暑くなりそうなポルトガルを後回しにして行くことにした
短い日程で一通り見てしまおうと滞在型の旅ではなく15日間のツアーに参加した
ミラノ経由でベルリンへ、ベルリンからドレスデン、ミュンヘンと時計回りに南下
ノイシュバンシュタイン城、ボーデン湖から黒い森へ
北上してライン川下りをして、ボン、ケルンに至り、デュッセルドルフからミラノ経由で帰国
ベルリン2泊、ドレスデン、ニュールンベルク、ローテンブルク
ミュンヘン2泊、フユッセン、ヒンターザルテン、
ハイデルベルク2泊、ケルン2泊、機中泊と14泊15日となる
ライン川下り以外の交通手段の基本はバスと歩き
ドイツにも温暖化の影響はあるが今回は全体に涼しかったこと
天気に恵まれたので、時間の許す限りよく歩いた
フェルメール(4点)、クラナッハなど絵画を見ることができたこと
リーメンシュナイダー(1460ころ~1531)の彫刻祭壇も印象が強い
ドイツの法と秩序のいい面を見ることができたこと
・・・例えば閉店法で土日と寄るほとんどのお店は一斉に閉まってしまう
日曜日にトラックはアウトバーンを走ることができない
また次のような問題の現状を見ることができたこと
ドイツの都市と農村・・・人口の35%強は人口2万人以下の小さな町に住む
人口の30%以上は10万人以上の82の都市に住む
地方分権、それぞれの地方の特性 たとえば文部省はそれぞれの州にあるので16ある
ドイツの宗教・・・1/3カソリック、1/3プロテスタント、320万人のイスラム、10万人ユダヤ教徒
教会に属している人は教会税という高額の税を税金と一緒に払っている
ドイツの労働事情・・・労働時間の少なさ・・・1522時間、日本は1996時間とサービス残業、
連邦休暇法 年24日以上
労働生産性の高さ 1776年共同決定法 企業の意志決定への労働者代表参加
職人であることの誇り・・・職人が600万人、就業人口の20%、マイスター制度、
12~13Cにはじまるギルド制度に始まる伝統
ドイツの戦争責任問題への対応の歴史、周りの国と積み重ねた歴史教科書づくり
歴史教育、強制収容所や絶滅収容所の保存
外国人労働者問題 730万人 (日本は150万人)人口の8.9%トルコ、ユーゴ、イタリア、ギリシャなど
東西ドイツの統合の現状
環境政策・・・・90年代に包装容器廃棄物規制制令、分別収集、デポジット制
福祉政策・・・・1995年法的介護保険、などの先進的な部分
外交政策 EU政策の現状 兵役18歳で9か月、良心的兵役拒否10か月
ドイツの交通事情 アウトバーン
ドイツの食事 小さいパンは20グラムと昔から決まっている
1200も醸造所があるドイツのビール・・・5000種類ある 1516年バイエルンの純粋法に始まる法律で使う原料は今も守られている、
ドイツのワイン、地方料理
歩行者は信号を守るだろうか ・・・車が来なければ渡る人もいるが、信号が変わるまで待つ人も多い
爆撃され、90%を破壊されても町並みや教会を復元してしまうエネルギー
ルードリッヒ二世の夢の城,ノイシュバンシュタイン城は予想以上によかった
古城の点在し穀物畑やブドウ畑の見える、ライン川下り
コンテナ、重油、石炭などを運ぶライン川の水運
などなどいろいろ見てきました
ゆっくりいろいろ書き留めておこうと思っています・・・
2007.814記入
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