ドイツへの旅から帰って
「善き人のためのソナタ」を見に飯田橋まで出かけました
素晴らしい映画でした
国家保安局シュタージによる監視,尾行、盗聴、手紙の検閲
逮捕、尋問、拘留 、腐敗堕落した権力者たち
20万人の密告者がいるという抑圧の中で自由な発言は封じられる
西側の雑誌「シューピーゲル」誌への投稿でさえ命がけである
タイプライターの字体も識別されてしまうので
投稿には持ち込んだタイプライターを使い、使い終わった後それを隠さねばならない
これがついこの間まで、壁の向こう
東ドイツの現実であったことに改めて驚いてしまいます
東ドイツ出身の主演俳優の最後の穏やかな微笑が印象的でした
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