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川と森でリフレッシュ/ファイヤーワークス・コンペティション |
07月25日 (水) |
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ウェストバンクーバーに、秋になるとサケが還って来る川がある。高い針葉樹に覆われたキャピラノ渓谷に車を走らせた。キャピラノ川沿いキャンプ地は、職員ストの煽りをうけて閉鎖されている。折角やってきたファミリーが残念そうに、お知らせのボードを見ていた。カナダの短い夏を楽しもうとやってきたに違いない・・。あちこちの施設が影響を受けているので、早く解決して欲しいと願う。
小さな橋の下の岩場では、父子が魚釣りをしていた。今の時期、何が釣れるんだろう・・?森の中はうっそうとして、朽ちた大木にはきのこが生え、珍しい苔類がビロードのように生えている。少し歩くと、滝が前面に広がる展望所に出た。滝のしぶきが細かい粒子になって降りかかる。川面との接面部分に、虹が出ていた。虹を見下ろすとは、不思議な感覚である。
1919年当時は、木材を切り出しトロッコ列車で積み出していたらしい。そんなことを書いた案内板を見たりしながら、しばし、森の息吹に触れる。
近くに、サケの稚魚を養殖している施設がある。卵から孵化させて、川に放すと、2年後再び産卵のために回帰するのだそうである。サケが川の流れに逆らって堰を飛び越え飛び越え戻る様子を、片面ガラス張りの魚道で見ることができる。その姿はとても豪快である。
夜は歩いて花火大会を観に言った。今夜から始まった花火の競演は、今週の土曜日、来週の水・土と4日間かけて行われるそうである。国別対抗で、昨夜の花火はスペインの日、土曜日はカナダの日らしい。
日暮れの遅いカナダでは(夜9時を過ぎてもまだ明るい)、花火大会開始時間は10時を過ぎてからという、日本では考えられない時間からの開催である。音楽に合わせて、イングリッシュベイで打ち上げられる花火の饗宴を観に来た人々で、ビーチも橋も埋め尽くされていた。今日はスペイン主宰だけあって、カルメンの踊りのように緩慢織り交ぜた熱狂的な打ち上げだった。観衆の大きな拍手で終了。
浴衣に身を包み、うちわ片手の日本の夏の情緒とは、かなり違ったバンクーバーの夏、花火の夜。 焼きイカや焼きとうもろこしはなかったなぁ~(笑)
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