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スタディツアー報告会 05月27日 ()
 宮崎市の公民館で、先日開催した国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand)http://www3.ocn.ne.jp/~m.labo/h/ 主催のバングラデシュ・スタディツアー報告会を開催した。約30名の出席を得て、宮崎から参加した3名と鹿児島から参加した1名が報告した。参加者それぞれの観点から感想や気付きを聞く事ができてとても良かったと思う。小さい事でも、これからの活動に生かしていきたい。
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<16才男子の感想>
 僕はバングラディッシュに行って、とても良い経験をしました。

何故なら自分がどれだけ幸せか、日本がどれだけ暮らしやすいか分かったからです。

 日本は好きな時に食べ物を食べて、飲み物をのんだり誰でもできる。
しかしバングラディッシュの人は一日一食なんて普通。明日どうなるのか分からないような毎日を過ごしているのです。

 町を歩けば裸の子供が物乞いしてきます。1タカは二円。それを必死に貰おうとするのです。僕は最初はあげようかなと簡単に考えていました。しかしバングラディッ
シュでは大抵、物ごいの子には裏にヤクザがついているらしい。つまり物乞いさせてヤクザの資金源になっているのです。

これではあの小さな子供にいくらお金をあげても助けることはできないです。

だからあげる事ができませんでした。


 僕は日本に帰っても今、あの裸で必死に物乞いしていた子が今どのような暮らしをしているのか考えるととても胸が痛いです。助けるためには何をすればいいのか分かりません。

 孤児院を作るのもいいと思います。
しかしその前にバングラディッシュ人の「子供は大事な働き手」という考えを変える事が大切だと思います。
 これは孤児だけに言える事ではありません。普通の子でも学校に勉強しに行く事すらできない子も大勢いるのです。


 これから僕はその子供たちを助けるために小さい事でもいいので何ができるか、考えて行きたいと思います。
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<17才女子の感想>

 見たもの、聞いたもの、感じたもの全てが私の視野と世界を広げてくれる。
そんなスタディツアーに今回参加することができて本当に良かった。

 バングラデシュの空港に到着して、せこい荷物検査をなんとか通過。
車に乗り込み、道路に出てはじめに感じたのは、本当に最貧国?ということだった。
信号も車も、汚い建物の中にガラスばりのビルもある。ホテルも案外綺麗だった。

 でもそれはダッカの、しかもその中のほんの一部だけを見ていたから思えることだった。二日目、金持ちばかりのいる店で食べたアイスのその値段で、一日を暮らしているような人たちがほとんどであり、その格差こそがバングラデシュの抱える問題だということを、次の日から痛いほど感じさせられることになった。

 幾つかの小学校に訪れたが、どこの子供たちも本当に無邪気で可愛かった。ノートを貰った子供たちは本当に嬉しそうな顔で笑った。

 アカデミーの子供たちとダンス教室で一緒に踊ることができて楽しかった。村の女の子には彼女の持っていた古ぼけた人形をもらった。

 私たちのバングラ語版「はらぺこあおむし」を、とても楽しそうに見てくれた。また、以前宮崎に来たヒロとハニフも立派に大きくなっていた。

 そして、今回ツアーに参加したきっかけともなった教育里子の『弟』ムクトにも会えた。恥ずかしがっていたけど、会って話すことができて嬉しかった。これから沢山勉強して、立派な大人になってバングラデシュを良くしていって欲しい。

 子供達との思い出はいくら書いても書きつくせない。その可愛さはどこの国でも一緒だなぁと、日本とカンボジアの子供を思い出しながら感じた。日本と違うのは、バングラデシュの彼らは充分な教育をうけることが出来ない、欲しいものどころか必要なものが手に入らないことだ。

 ナズマのお墓参りに行った。ナズマは、ヒロやハニフ達と一緒に宮崎に来た元気な女の子だった。草の中の小さなナズマの墓の前で手を合わせた。なぜこんなことになったのか分からないが、ナズマの笑顔が浮んできて涙が出た。.

 この国ではまだ女性の差別が深く残っているそうだ。

 女の子の孤児を優先的に入学させる小学校があるのも、そういう理由から手に職をつけることが必要だからということだ。

 一番心に残っている風景がある。ナトゥで見た、二本の椰子の木の間の大きな月だ。
そして川の上にある月と水面上の黄色い道。周りには蛍が飛んでいた。捕まえると手の中で光っていた。月を見つめながら夕涼みをした。こんなゆっくりと流れる時間は、日本での忙しい毎日ではなかなか手に入れることができない。

 バングラデシュの富裕層とその他の人々の格差を感じる場面は多々あった。
アイス屋さんやビデオつきエアコンバスには、いかにもお金持ちそうな人しかいなかった。
 扇風機バスに乗ったときには、タイヤの脱輪が起きて驚いたけれど、皆当たり前のようにしていてさらに驚いた。
 また、経済格差だけではなくきっと教育格差も大きいのだろうと思う。

 医療、衛生、福祉、法律、全ての基盤となるのはやはり教育で、字が読み書きできないことには職につくことは難しい。だから、必要なのが教育なのである。
 貧困の家庭では子供は良い働き手となるので、子供に教育を受けさせることは難しい面もある。
 それらの格差を自分たちの力で埋めていくことが、この国の課題なのだろう。

 バングラデシュでは、国のために力を尽くしている人達にたくさん出会った。
NGOのシャモールさん、シャヒドルさん、あとワドットゥさんやアミンさんなど、形は違うけれど皆それぞれが違う形で何かをしようとしていた。

 そしてバングラデシュを良くしようと頑張る日本の人々にも、大使館やJICAで話を伺うことができた。
 特にノート大使経験者のEさんには色んな話を聞かせてもらい、学ぶことが沢山あり、私もできる形で小さくても何かをしたいと思った。そして日本や他の国からの、物資援助だけでない人材の派遣もさらに進めていくべきなのだろうと思った。

 同じ地球に住む同じ人間が苦しい思いをしているときに、何かしたいと思うのは当然のことだ。私たちにできることはあまりに小さい。
 それでも、遠い国の話で片付けて、同じ家族が苦しんでいる姿を見て見ぬふりはできないと思った。

 この10日間で学んだことは数え切れない。
今回のツアーに参加させてもらえたことを感謝している。
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<20才男子の感想>
 今回、“H&H”バングラデッシュスタディツアーに軽い気持ちで参加したが、いざバングラデッシュについて、現地の人と交流したり、現地の様子を見て、アメリカにホームスティに行った時とはまた違ったカルチャーショックを受けました。

 何がショックだったかと言うとまず物価の違い、使用人という人達の存在、教育をまともに受けられないほどの貧しい人達の存在、ストリートチルドレンや物乞いの多さなどでした。日本という国の豊かさを肌で体験できました。

 良い面では人々の生きること(生活)のたくましさ、明るさというものを感じました。バングラデッシュではうるさいあの、車のクラクションを思い出すたびに、そう思います。

 バングラデッシュでのツアーを通じていろんな人々に出会い、たくさん会話をベルガル語や英語でして、やはり英語は世界の共通語だと強く感じました。

 そして“H&H”の主な活動内容である手作りノートや里親制度などのシステムなど松崎先生から詳しい説明を頂き、このバングラデッシュでの活動の意義などをしっかりと知ることができ、もっとバングラデッシュの人達が幸せになるためにしてあげられることはないかと考えるようになりました。

 そこで、今自分が出来ることは、バングラデッシュで得た経験をたくさんの日本人に報告し、伝え、バングラデッシュの現状に対して興味をもってもらい、同じ地球人として助け合いをしてバングラデッシュの人々とたくさんの日本人が交流出来るようにしようと思いました。
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