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双葉が若葉に育っている! |
05月04日 (金) |
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ダッカからバスで約2時間かけて、マイメンシンへ来ている。2002年、国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand)の教育支援活動は、バングラデシュ・マイメンシン県のスラムの子ども達3人の支援から始まった。
⇒国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand)
http://www3.ocn.ne.jp/~m.labo/h/
あれから5年経った。子ども達は5年生(小学校最終学年)、中学1年生(日本の小6年相当年齢)になった。「ぼくは自動車のエンジニアになりたい。」「ぼくは弁護士になりたい、」「私は医師になりたい。」と、その日その日を食べるためだけに生きていた子ども達は、今、将来の夢を語る子どもへと成長している。
その中に一人「私は看護師になりたい。」と、はにかみながら言う女の子がいた。彼女の名前はリマ。3年前父親が突然死に収入が途絶えた為、当時小3だったリマは小学校を退学しなければならない運命にあった。女の子が学校を辞めると、奉公に出されたり、性的搾取を受けやすいという事で、せめて小学校を卒業するまで支援を受ける事はできないか・・、という相談を受けた。「3年間、面倒をみましょう。」という人が現れ、2006年12月、リマは無事小学校を卒業した。リマは中学校へ行きたくなった。しかし、支援期日は切れている。3年間支援をしてくれた人は、同じ子の中学支援よりは、他の子の小学支援の方が有意義だと考えて、リマの支援継続はしないという結論を出している。リマには可愛そうだけど、仕方がない・・・。
夕方、スタディツアー参加者の一人Kさんが「リマちゃんの今年分の学費に使って。」と、$100を差し出した。驚いていると、「リマちゃんと目が合ったのよ。そして、にこっとしたの。リマちゃんが看護師さんになりたい、と目で訴えていたの。」来年のことはまだわからないが、取り敢えず今年は中学校へ行ける・・。
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