原田正純編『水俣学講義 第3集 』
本 文
単行本: 279ページ
出版社: 日本評論社 (2007/01)
熊本学園大学「水俣学」講座2006年の講義録
シリーズ第3弾
毎回招かれる講師の多彩な人選に興味をもって読み始めた
第1回 水俣学の展望―熊本学園大学の取組み/花田昌宣
第2回 風土の神々/石牟礼道子
第3回 水俣病から見た環境倫理・生命倫理/霜田 求
第4回 水俣病裁判と和解/板井 優
第5回 水俣病と私/澤田一精
第6回 水俣病と差別/羽江忠彦
第7回 水俣病と教育/田中 睦
第8回 水俣病と国家/宮本憲一
第9回 水俣病との出会い/アイリーン・美緒子・スミス
第10回 カナダ水俣病/原田正純・宮北隆志
第11回 水俣病のグローバルな視点―水俣学プロジェクト構想/原田正純
この講座の年2006年は水俣病公式発見から50年であった
水俣病は終わっていない
「講師たちは水俣病を真摯に全身で受け止めた貴重な人たち」
「水俣病は貴重な『負の遺産』」
「水俣病は水俣病事件をあらゆる分野に開放する学問であり、
そこから自ら学ぶ方法を模索する学問であり、
研究者、学生のみならず市民多くが参加する学問である。
しかも今後、
100年も200年も研究史続けられる可能性を持つ学問である」
「水俣学は一人称で語る学問である」という
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