|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
みんなそうだったね。 |
03月09日 (金) |
|
ラボを始めて11年半。ここまで何とか来たけれど、やはり日々いろいろな表現をラボっ子たちは見せてくれ、おどろき、よろこび、落ち込み、私にいろいろ感じさせてくれる。もうそろそろいろいろなことに動じないTでいたいと思いながら、やっぱり私もまだまだ未熟。いろいろ心が乱れます。
ラボっ子たちを私があーだこーだとやるわけにはいきません。こどもたちは自由で可能性がいっぱいで一度で体から吸収してしまう。一回一回を大切に、その子の思いを大切に。そしてチラッと見せる素敵なところを「すごいね」って共感することがとても楽しくそれが私の役割。
一昨日水曜夕方ラボ。相変わらずこのGは元気ありすぎ。ドタバタから始まる。でもこれも今しかできないかな。高校生になったらプロレスごっこはしないだろう。もししていたらそのままステキなお父さんになること間違いなし。おとなしい男の子と女の子は周りで違うことをしながらどたばたを感じている。いろいろだよな~と感じさせるこの時が好き。さてこれを静めてP開始。さっきと違って、ドタバタしていたリーダーが進行係でみんなを引っ張ったり、どたばた第二がちょっとしたことで泣いたり・・。おもしろい。5年後くらいに「あの頃はすごかったね~。君のおしりを何回見たことか!」なんて言ってみたい。きっと言うんだろうな。
夜Gは久しぶりの寒さのためインフルエンザ勃発。学級閉鎖も復活。男の子のリーダー二人がお休み。で、その下の男の子二人ががんばることに。この二人、本当に今まで大変だった。もちろん、今もこのGではG活動という面から見ると、なかなかの大変者なんだけど、でもだんだん角が取れ○くなってきてる。昨日は今までと違い、「男二人じゃん!」なんて言うこともなく、SBの輪に入って自然と踊っている。ここからもう私はうるうるでした。あなたたち、かっこいいよ・・・きっとこの私の気持ちが伝わったんだよね。上二人がいないこともあり、とってもステキなP時間となった。もちろん、そこには高校生のリーダーの準備力と後輩に対する暖かなあふれる思いがあるのです。毎年毎年そうです。そうやってリーダーたちは卒業していきます。何歳でラボと離れようとも年長として過ごしたラボっ子は、後輩にあたたかなステキな思い出を残して去っていきます。年長でなくても、どんなおとなしい子、声が出せない子でも、いなくなると心にぽっかり穴が開きます。G活動の楽しくもあり別れの切なさを感じさせてくれるところ。昨日の木曜Gでは、リーダーの女の子が「やっぱり役で精一杯。ナレーターはできそうにない・・。」とちょっと申し訳なさそうに言ってきた。今いる中高生が小3の頃は、主役を取ってとってナレータも莫大な量で、それを英日でばんばん語ってたのにな・・とちょっと思った。が、そんなこと思ってしまってごめんね。彼らは彼ら。今の彼女は自分の役でいっぱいいっぱい。でもみんなをリードする責任感と優しさにあふれ、自分のパートをとてもていねいにこなしている。そこが彼女のいいところ。急ぐことはない。この気持ちも大切。ラボは長い道だから大丈夫。「じゃあ、今回はやっぱりナレーターはお母さんたちにおまかせしようか・・」といった矢先、「えーーやりたい!」と彼女の弟とあと小1、年長の男の子。しまった!ごめんね。しっかり者の彼女の言葉を聞いて判断してしまった私。反省。でも「やりたい」と言ってくれた彼ら。えらい!NOをいうことは大切。すごく大切なこと。
みんなそれぞれ成長の速度、時期、大きさはちがうけど、やっぱりみんな伸びてる。厳しい寒さでも暖冬でも、時期は違えど必ず桜は咲くように、みんなここに集まる限り、心が育っている。心が育てばことばが育つ。今日もがんばろ!
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|