六本木に新しくできた国立新美術館に行ってきました |
02月08日 (木) |
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六本木に新しくできた国立新美術館に行ってきました
建物は 黒川紀章 設計です
乃木坂にオープンした国立新美術館に行ってきました。
http://blog.smatch.jp/hasimoto/archive/136
国立新美術館 【レビュー】
http://www.tadaoh.net/design/2007/01/post_159.html
建物の曲線と内部に作った光の差し込む大きな空間が魅力である
しかし・・・・・
せっかく作った空間を楽しむ仕掛けが足りないのではないか と思った
階段が左右に作られているが、通行止めになっていて使えない
歩いて空間を移動できないストレスを感じた
エスカレター、のぼりは一本だけ、下りは二本
エレベーターは2機のみ
2F左右にトイレがあるが、とても小さい
人の殺到する展蘭会開催の時、これだけで人をさばくのは無理ではないか
エントランスの前にある丸い部屋をのぞいてみたら
雨傘の収納スペースであった
何かもったいないように思う
雨傘がたくさん見えても構わないと思うのだけれど
大空間に塔が二本立っている
片方は二階までで、上がカフェ、
もう片方は三階までで、上がレストランとなっている
吹き抜けの中に円すい形を逆にして立てた底がカフェであり、レストランとなる
オープンなスペースなのでここは気持ちがよい
塔にエレベータがあるが、従業員用、業務用とのこと
アクセントになっている塔だけれど、有効な使い方には思えない
機能とデザインのバランスでいうと
どこもデザイン優先で機能は後退しているように思った
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メリーポピンズさん (2007年02月17日 16時05分)
>機能とデザインのバランスでいうと
>どこもデザイン優先で機能は後退しているように思った
アスベルさんの日記を読んでたら、
我が家を建築したときのことを思い出しました。
実は、うちの家、建築家に頼んで設計してもらったんです。
いよいよ内装に入って、電気工事が始まった時、問題が発生。
なんてことない、クーラーの電源位置を決めるのに もめたんです。
高い位置で全体に冷気が行き届くように考えてくれた電気工事の人。
一方、
電気工事の人のいう場所につけたら、表通りからクーラーの排水の線が
丸見えで、「私の作品(我が家)が台無しだ!」と主張する建築家。
工務店さんがいよいよ困ってしまって、
「住むのは施主さんやから、施主さんのええようにしてぇ」と
こちらに振ってこられました。
さて、私たち、どっちにしたと思いますか?
土地探しから相談に乗ってもらい、設計に半年以上もかけ、2年も
付き合ってきた建築家です。電気工事の人は今回1回きりだから、
ここは一丁建築家を立てておこうと判断して、建築家の進める位置
つまり表通りから見えない位置に電源工事をしてもらったんです。
(重さに耐えられるように下地も、です)
住んでから後悔しましたねぇ~。
デザインより、やっぱり、効率的に機能しないとねぇ^^;
外から見たデザインなんて、それこそ、知らない人が通りすぎるだけ
だったんですからね。
それに結構付き合ったといってもたった2年なんですよね。
今更、どうしようもないですけど。。。(苦笑)
*****
今のところ、この7年間、クーラー自体を設置してないんですよ。
窓を開けてたら空気が家中を回るので、毎夏、つけずに頑張ってます。
今年、長女がいよいよ中学生になるので、もしかしたらつけるかも
しれませんが。。。。^^;
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Re:やっぱり、機能的でないとね^^;
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返事を書く |
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アスベルさん (2007年02月17日 23時55分)
メリーポピンズさん
空調の取り付けのお話面白かったです
わが家も建築家の設計でしたので、思い当たることをいくつか思い出しまし
た
家は気に入っているのですが
建築設計の段階で、建築家との考えの違いがいろいろと出てきました
結局は建築家の建てたい家が建ったという感じ・・・
個々のパーツデザインの選択も、建築家の持つ美意識の範囲内での選択にな
りました
建築家の秘かな意図が明らかになったのは、家が建ってからでした
はじめからはおっしゃらず・・・
日本家屋のように外気と接した開放的な家ではなく、壁が厚く守られたしっ
かりした家が好みの方でした
これは建ててからわかったことです
基本的には建築家の考えの家ですが
違う感性がぶつかり合っていい家が建ったと思っています
もう10年が過ぎ、この家の生活にすっかりなじんでいます
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