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バングラデシュからのメール |
01月13日 (土) |
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「バングラでは寒さのため,毎年幾人もの人が命を落とすと聞いていたので、心配していた矢先,とても悲しく信じられないニュースが飛び込んできました。たった一日半のうちに少なくとも 36人が亡くなったのです。寒さのためにです。彼らに温かい毛布や服が渡っていたら・・・,寒さに耐えうるだけの基礎体力をつけるため、十分な食にありつけていたら・・・。胸の中で何かぐるぐる渦巻いています。」今年のバングラデシュ滞在員MIKIからの初メールは、とても悲しい内容だった。
私達が関わっているバングラデシュ北部のクリグラム地域は、バングラデシュで最も貧しい地域だと言われている。毎年洪水の被害に合い、学校での昼食が一日の内でたった1回の食事だという現実。
一昨年、資金難で小さな病院が閉鎖された。今までは助かっていた人々が、間に合わずに命を落す事例が多くなってきた・・と、現地からの報告がある。冒頭の現地からのメールでも述べられている通り、「耐えうるだけの基礎体力」があれば、病気にならずにもすむ。そのためには、軒先にでも、芋や野菜を植えて餓えをしのぐなどの工夫が必要になってくる。しかし、外を見た事のない貧困に喘ぐ人々は、考える事すら停止してしまったように提案しても無反応である。
私達は、STOP CHILD LABOUR! を訴え現地NGOに協力して、そういう境遇の家庭の子供達の基礎教育(小学校教育)をサポートしているが、「小学校卒業後」については、まだまだ困難が立ちはだかっている。特に女子はDVの被害に遭ったり、人身売買の危機に遭遇する危険度が高い。昨年一人の女の子がDVの被害に遭って12年の短い生涯を閉じた。保護施設の必要性を感じる2007年の春である。
<2007年1月現在、小学校教育里子75名(今年1月に新1年生になった20名を含む/←新1年生の教育里親継続募集中!)、中学校里子3名。>
http://www3.ocn.ne.jp/~m.labo/h/
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