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朝の読み聞かせ 12月12日 (火)
今日、娘の小学校に、朝の読み聞かせに行ってきた。
先日、校長先生から「朝、読み聞かせがある日は、子どもたちの授業へのとりかかりや集中力が違います。」というお話を伺っていたので、へえ~、読み聞かせってそんなに効果があるんだと感心していた私。

私が小3のこのクラスに読み聞かせに行くのは2回目。行く前、なにを読もうかな~と、これまでの記録から、他のお母さんたちが読んだ本のリストを見ていた。
みんなが楽しめて、わかりやすく、おもしろいもの、そしてわからんちんの男の子にも受けるように、恐竜ネタやナンセンスものなど、、、。でも、これちょっと妥協し過ぎじゃない?!3年生だよ。もうちょっといけるでしょう。

そういう想いで選んだのは、『急行「北極号」』。
去年買ってあたためておいた。我が子にもナイショにしておいた。
長編のファンタジーだが、絵が魅力的なので、そこからストーリーに入ってくれるのではないかと、みんなの感性や想像力を信じた。

それにしても、今の子どもの読書体験はさまざまなんだな、と考えさせられる。
食い入るようにして、前のめりに聴き入っている子。
その一方で、長いストーリーに集中力が続かない子がいる。ファンタジーと感じた瞬間、感覚的におはなしに入るのをやめる子もいる。反応はさまざまだった。家での読書体験がすけて見えてくるかのようだ。

読書(絵本)体験でいうとラボっこの基準は高いから、それを目安にしているとクラスの子たちの全員は巻き込めない。今回の選択の本は、学校のみんなには難しかったと思った。
でも、3年生の今のうちに、ファンタジーの世界に触れておいてもらいたかった。想像力や感性を駆使しておはなしに入ることの楽しさを。

本の主題がすぐにわかる必要は、全然ないと私は思う。
ぼや~っとでも心に残るなにかがあって、いつかまたこの本に出会ったり、似たような体験をしたとき、この想いに再会したときに、胸に落ちる何かがあればうれしい。
(それが、学校の『国語』の授業と違うところだ。)

ところで、このお話の内容ですが。。。
---クリスマスの夜、突然、ぼくのうちの前に汽車が停まった。
車掌さんに誘われて飛び乗った汽車が行き着いた先は北極点。
そこは、サンタクロースとサンタを手伝うこびとたちがいる街だった。
世界中の子どもたちに渡すプレゼントを作っている。
ぼくは、今年のクリスマスプレゼント第1号をもらえることになり、リクエストしたのは、トナカイのそりの引き具についた銀の鈴。
これまで耳にしたこともないような、素敵な音がした。
でもそれは父さんや母さんには聞こえなかったんだ--------。

サンタクロースを信じるか信じないか、微妙な年頃の3年生。
我が娘は、かたくなに信じている様子だが、それはひとえにプレゼントをもらいたい一念からだ。
それでいいんじゃないかって、私は思っている。
誰に教わる訳でもないのに、毎年クリスマスツリーにサンタさんへ欲しい物を書いた手紙をぶら下げる子どもたち。忙しい歳の瀬、イブぎりぎりになって、片方は子どもを映画に連れ出し、その間にもう片方がプレゼントをゲットしに行く夫婦。プレゼントは車の後ろに何気なく積んで、大きな布をかぶせ、気づかれないよう暗くなる頃家に帰るという涙ぐましい努力。
そういう親と子、双方のあったかい想いこそが、サンタクロースなのだということを、どの子にも伝えたい。
目に見えているものだけが、信じるに値するというわけじゃない。
目に見えなくても大切なものがあるんだよ、ということを。



**
余談だけれど、我が家のプレゼントリクエストのエピソード。
下の子(息子)の欲しい物は「一輪車」。今、この住宅の一角で持っていない子がいないほどの大ブーム。他の子はテストの点がよかったら買ってもらえるレベルだそうだが、うちでは年に2度(誕生日とクリスマス)のプレゼント級のものだということを、子どもなりに察知して、ここ数ヶ月待っていた。
それがある日、「(斜め向かいの)Iくんが漢字のテストで100点取ったら新しい一輪車を買ってもらえるから、お古をくれるんだって。だから、クリスマスのプレゼントはいいや。」
そんな欲のないことを言い出した弟に、何を言い出すのと言わんばかりに、娘が叱りつけた。「サンタさんには願い事を伝えないと、ぜったいにだめ!!ね、ちゃんとして!」
サンタさんの気持ちを裏切ってはいけないと、思ったのだろうか。

Iくんが100点をとったうわさはまだ流れてこないし、やっぱりピカピカの一輪車の方かいいよね。

そのエピソードを話したら、夫は、「しあわせだね。」と言った。
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