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どうしても譲れない役への気持ち |
12月05日 (火) |
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40周年記念シンポジウム、ひとつしかない地球子ども広場ファイナル、
と内容、時間共に濃い2日間を無事終え、たくさんの全国のラボッ子、テューター、またラボをバックアップしてくださる言語研究に携わる先生方からたくさんの勇気、感動をもらった。 特に宮沢和史さんのコンサートは、暖かい視点でラボッ子に訴える内容に、と配慮されていたのが、とてもうれしかった。彼のパワーもいっぱい受け止めた!
ファイナルでは、どれも瞬発力、集中力を感じさせる地区単位、パーティ単位、支部の年代別活動単位、の企画に脱帽。短期間によく纏め上げ魅力的に演出したものだ。 やはりラボのパワーは凄かった。
欲張ってあれもこれもと前日の夜に、見たい、聞きたい、参加したいブースをチェックしたが、その3分の1も回れず。 引率したラボッ子小学生も、短時間の間に感じて帰ってくれたものがあったのだろうか?
言葉では言い尽くせぬ想いが必ず残っていると信じたい。
地区発表会までこの日を含めてあと3回となった小学生パーティ、は
音楽CDに入れるかな・・というTの目録をよそに、こんな話合いが。
k(小3)「(3人いる)おおかみがばらばら、Hがちっともやって ない!」
HM(小6)「皆関係ないおしゃべりしてて、CD聞こえない。
K(小3)「このままじゃ発表会でられない・・」
いつもH(小1)(入会して1年)がおおかみ役としてちゃんとやっていない、ふざけると攻撃を他のおおかみ役二人から激しく攻撃され、その流れはTの『ラボ暦によって出来ることも出来ないことも、皆違うから仕方ない』という先週の説得もあまり彼らには届かなかったようだ。
K「おおかみ3人いらないし! ひとりでいい! Hはいらない。」
HM(小1)「そうだよ、2匹にしてもまたばらばらでわかりにくく なるよ。」
Y(小1)「二人がいい。」(Yは自分がおおかみ役。Kにその座を 取られそうなのを心配してまじめ顔。)
テュ-ター「Hはどう? いつもあの二人に強い調子で言われちゃっ
てるけど、おおかみの役はどうしたい?」
H(小1)(顔がこわばり)「おおかみはもういい。(やらない)」
S「ふざけたり、ちゃんとやらないからKとYはHのこと言うんだ よ。Hはおおかみやりたければ、やる気を見せて欲しい。」
HM(小6)「YとKの二人がHを攻め立てるように言うから余計お おかみちゃんとやろうって気がしなくなるんじゃない?」
Hはこのやり取りのあいだ緊張の面持ち、言葉も発せず。部屋のすみに。 先週までは自分の都合の悪い方向に話が向くとテューターのひざへと逃げてきたが、今日は一人で耐えている。
Y,Kばつが悪そうに。 Hを責める発言は出なくなる。
テューター「Hはおおかみ本当はやりたいんじゃないの? もういい ッで言ったけど、おおかみ一人ならだれがおおかみやる?」
HはおもむろにKを指差し。 Yの顔色曇る。
テューター「よし!もう一回Hはおおかみ役で皆で動いてみよう。
今の話よく覚えておいて、やってみようね。」 Hうなづく。
動いたあとで。
HM(小1)「Kが先生みたいにHにまじめにこうしろ、ああしろっておしえてた~! それが良かった~。」
たしかにYの態度も変わって、Hに誘いかけるような言葉かけあり、 3人で「おい、ッここはこうしよう、」だの「おめえは、あっちだ」 などの協力体制でなかなかおおかみにいい味が出てきた。
H(小1)の笑顔が戻っていたのが、すべてを語っているようだった。
これを機に、小ヤギが我勝ちに戸を開けたときのおおかみの入り方や、小ヤギたちの逃げ隠れるタイミングがおかしい、とか、ピープが時計に入るのが早すぎる、いくら弱虫、怖がりでも3回目に手を白くしてきたおおかみが戸をたたいた時にもう時計に隠れてしまっているのはおかしい、など面白い意見が続々と。
ピープが臆病、弱虫というのを受けて、
テューター「ピープのNはどう?ピープは弱虫だと思う?」
N「よわむしじゃない・・・」(顔はきりりとして)
Y「Nは自分がピープだからだよ、弱虫いやなんだよ!」
HM「ピープは頭がいいじゃん。でも時計に入ったのはたまたま後ろにすぐあったから。 ピープはいつもは兄さんヤギたちにちょっと遠慮気味で余り強いこといえないで、みんなの後ろにいるから。」
お~、お~面白くなってきたね、キミたち、このおはなしの核心に迫るね。でも何だって今、この時期にいたって(あと2回しかないのよ~~)ヒーローのピープ分析に?!
新生グループとして3ヶ月、やっとここまで話せるようになった、そしてこのグループの一人一人の優しさを垣間見るチャンスももらえたよ!
ありがとう!!
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