幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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飛行機の中で…『一生の宝物』 11月27日 (月)
怒涛のごとく忙しい日々の中、父母会もなんとか終わった~!!
参加率100%!!もちろん、ご都合が合わなかった方は、個人的にお話をさせてもらった。

今回の父母会で、私が伝えたかった内容を、忘れないうちに日記の書き残しておこうと思う。(と言っても、既に2週間も経とうとしている~!!)

 今回の父母会で紹介したのは、今年の夏、ホームスティ体験をした中1のWちゃんの感想文。
3歳の頃から参加してきたラボの活動の意味を、ひと夏体験した国際交流の中で、たくさん見つけてきた様子が、等身大の自分なりの素直な感想文の中に書かれていた。帰国の飛行機の中で、一気にA43枚にぎっしり書かれた勢いすら感じる。

++++++++++++一部抜粋より+++++++++++++

わかならい単語がいっぱいで、何言っているかわからなくて涙が出そうになったときもあった。「わからない、わかない!」って、しっかり言わなきゃ!!ホストが気づいてくれるの期待してたらダメって、わかった。
英語は聴く耳もって、自分の意見をしっかり言おう!
アメリカの人々は本当に優しい人ばっかだけど、自分の意見をはっきり言わないでいると、呆れられておいていかれてしまうよ。そこらへんは、自立した国だから、自分でしっかり立たなくてはいけないって、思った。

でも、英語がしゃべれなくても話ができることがわかった。ある日の夜、TanyaとMonと一晩中しゃべった。私の名前のこととか、学校のこととか、、、決して私は英語が上手くないけど、相手の目を見て、体を使ってしゃべった。そうすることで、日本語のように会話ができた。本当に心から楽しめた。
 
言葉が通じるから心が通じるんじゃなくて、心が通じてるから言葉が通じることがわかった。

アメリカと日本と遠く離れているけれど、その間に壁はないように、アメリカ人と日本人の心の間にも壁はないと思えるようになった。人種なんて関係ない。心が通じてる、ただそれだけでいいんだ。
 ホストファミリーとホストファミリーの暮らしをする。すごいことだと思う。
 
ホストとの暮らしでは、やりたくないこととかも、けっこうある。最初の頃は断っちゃったりしてたけど、なんか、それじゃ、だめって思ったから、とりあえず、一緒にやってみた。何事も気分で決めず、一度はやってみる。それでだめなら、やめればいいし、好きなことだったら、ホストと楽しく過ごせるってわかった。とんかく、TRY!
 お好み焼を作った時も、めっちゃ失敗したけどTanyaは、"Thank you!"って言ってくれた。なんでも受けて入れてくれる。ホストファミリーは、TRYする心、何かしてあげよっていう心が大好きなんだってわかった。

++++++++++++++++++++++++++++

まだまだ、続くのですが、ここまでの中にも、たった12歳の中学一年生の子が、たった一ヶ月間のホームスティで、大切なことを確認している。
そう、確認している。
一ヶ月間で、この子は、こうなったのではなく、こういう大切なことを気づく根っこを、ちゃんと育んでいたのだと思う。
それらは、普段のラボの中で、当たり前のことのように続けていた事ばかり。

縦長のグループの中で、物語から感じた自分なりの思いを交し合ったり、他のメンバーとぶつかり合いながらも、違う意見を受け入れたりししていかなければ、ひとつの物語を、大勢でひとつの表現にまでもっていくことはできない。

物語に出てくる人物の言葉ひとつひとつを大切に耳を傾けて聴く、同時に繰り返し、繰り返し真似して言ってみる、仲間と体と言葉で表してみる、という事を続けていく先には、その言葉の向こうにある思いを読み取る力になる。
「この台詞の裏には、こんな思いがあるのでは~?」と自分なりの答えをつかんでいく。その瞬間は、日本語、英語の両方の音声で同時に聴き取っているわけだから、3歳から続けてきたWちゃんは、膨大な量の英語から膨大な量のイメージを思い描き、物語が伝えようとする答え(テーマ)を自分の中に蓄積してきたわけになる。

初めて会った家族と、こんなにも楽しく心を通じ合わせていくことを楽しめる、という力も、それまでに出会い、心を通じ合わせてきた人の数に比例するのではないかと思う。この人の数とは、もちろん、物語の中の人物(動物)も含む。小さな頃から、自分より大きなリュックサックを背負って、キャンプ、合宿で出かけていって、色々な年齢の人たちに出会い、一緒に生活して、一緒の物語の中に入り込み表現することで、壁を取り除いて心を通わせる技を身につけてきたのだ。
 しかも、日本語、英語の両方で自然に楽しんできたわけだから、アメリカの家族との言葉の壁も、自分のtry精神という橋をかけて飛び越えてきた。
単に楽しんでやってきたラボの活動も、国際交流を通してどんな意味があったのかを自分を見つめつつ確認して、感想文としてアウトプットしてくれた。(一人一人アウトプットする時期が違うことも、ここに記しておきたいが、、、)

今年の夏の栄養が、秋になって大きな実りになっている。
ひとまわりも、ふたまわりも大きくなった様子は、普段のラボパーティの中でもみられる。

自分の意見を押し通すことだけでなく、自分とは違う意見にも耳を貸そうとする姿、疲れている時でも、惜しみなく自分の力をみんなのために出そうとする姿、年上の人にも自然に自分を出すことに躊躇しなくなった姿、、、などなど。

今年の夏、国際交流に参加した中学生は他にも4人いるけれど、どの子もそれぞれの「一生の宝物」を手に入れて帰ってきた。

なんだか、大海に出て丸々太って戻って帰ってきたサケの姿にも重なる。^^

ここに書ききれなかった感想文の全文は左のページに更新しておきます。本人の許可も得ておりますので、どうぞ、ご一読を。
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