アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』 |
11月22日 (水) |
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アンドレイ・タルコフスキーの映画『ノスタルジア』を見に行く
今まで何度か見てきた作品である
監督・脚本 アンドレイ・タルコフスキー
脚本 トニーノ・グエッラ
撮影 ジュゼッペ・ランチ
出演 オレグ・ヤンコフスキー、詩人
エルランド・ヨセフソン、
ドミツィアーナ・ジョルダーノ、通訳の女性
1983年 126分
映画の最初にセピア色のふるさとの朝もやの中の風景が映し出される
森の前の木で作られた家、野原、電柱、妻と子供たち、母
白い馬、シェパード
同じく朝もやの中のイタリアの風景
ロシアの音楽家のイタリアでの足跡を調べるロシアの詩人と
通訳の若い女性が古い教会を訪れる
「美しい景色など見飽きた」と詩人は離れている
祈る女たち
祈ろうとするが跪くことのできない通訳の女性
イタリアで詩人が絶えず幻視するのは、捨てたはずの故郷ロシアの風景である
「死に苛まれるほど請いねがう感情をノスタルジアというのだ」とタルコフスキーは述べたという
タルコフスキーは自分自身、作家としての良心から
作品完成後に亡命宣言し、
ロシアに戻ることなく、この作品の完成から3年後に亡くなっている
亡命のため故郷を離れながら、だからこそ強く、自分自身の創造の源泉であるロシアに惹き付けられたタルコフスキー
その思いが込められた作品は美しく、痛ましい
この作品はタルコフスキーの母に捧げられている
アンドレイ・タルコフスキー年譜
http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/nnp.html
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Re:アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』(11月22日)
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けいこさんさん (2006年11月27日 01時48分)
タルコフスキー!
学生時代は名前を聞かない日はなかったのに、アスベルさんの日記のタイトル
を見たとき、ドキっとするほど、新鮮でした。
私は、「アンドレイ・ルブリョーフ」が好きでした。これだけビデオがどこか
にあったはず。これを機会に探し出して、見てみようと思います。
「ソラリス」の船室だかどこかに、「三位一体」の絵がありました。
今、テーマ活動でバーバヤガーをやっています。
ルブリョーフのレプリカのイコンを部屋の隅において、マーシャに正教式の十
時を切らせています。・・・なかなか進みません。
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Re:アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』(11月22日)
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アスベルさん (2006年11月27日 07時50分)
Kさんへ
今日は雨で仕事が休みになりました
吉祥寺で今日から二日間、「アンドレイ・ルブリョーフ」が始まるので見に
行こうと思っていたところです
ロシア旅行でアンドレイ・ルブリョーフの作品を見ることも出来た
のでとても楽しみです・・・
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