警備会社で倉庫の主任に頼まれた司令(梅宮辰夫)が検査前の酒のすり替えを黙認する
倉庫の主任の弟(加藤健一)は洋酒のセールスをしている
「こういうことだってある」「世の中はこんなものさ」
********************************************************
「商売のためにそこまでしなくちゃいけないのか」
「全部忘れてくれ」
「もっと汚いことをみんなやっている」
「たかがウィスキー60本のことだ。保険もでる。誰も損してない」
*********************************************************
鶴田浩二と梅宮辰夫のやりとり
「頼まれたのに管理職にも戻らず、工事の仕事くらいしかしてないやつが何を言うんだ。
会社のためにやったんだ。俺は金を一銭だって受け取ってない」
「俺を突き出すのか」
「いったい何になる。3人の男が逮捕される。会社はスキャンダルになる。会社は仕事も失う。」
「そうなることを君はしたんだ。すべきじゃなかった」
「俺はもうこの世界で働けなくなる」
「あたりまえだろう」
*********************************************************
「そんなもんだ。それでいいというのがきにくわない。」
「気分で俺を裁くのか」
「そうじゃない」
*********************************************************
何度も殴られた後で
「なぜ殴らせたんですか」「さっきわざと殴らせたでしょう」
「俺もわかった。わざと殴らせましたね」
「あんなやつに殴らせなくてもいいのに」
「建前をいうやつはいやなもんだ。殴りたくもなるだろう」
|