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ノーベル平和賞とジダン選手 |
10月16日 (月) |
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先日、バングラデシュのグラミン銀行の総裁ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞した。受賞理由は、ユヌス氏は1983年、バングラデシュで貧困に苦しむ農村の女性らを対象に、無担保で少額の信用貸し付けを行う「マイクロ・クレジット(小口融資)」を行うグラミン銀行を創設、貧困層の経済的自立を促してきたこと。現在、この手法はバングラデシュ内に留まらず世界中に広まっていて、村民を対象にした貧困から脱却するためのビジネス講座が盛んである。
しかし、私が見る範囲なのでとても狭い範囲での感想なのだが・・・、マイクロクレジットが盛んな割にそれ程貧困状態が解消しているようには見えないのだが・・・。反って、マイクロクレジット自身がビジネスとして成り立ち、日本の小口金融のようになってしまうのではないか・・・、あるいは、もうそんな感じになってるのでは・・・?と心配している。
年間ボランティアとしてバングラデシュに派遣しているMの話では、テレビでも新聞でもトップで扱い、ノーベル平和賞受賞の喜びで国中大盛り上がりとか。「私もこのときにバングラデシュに居られて,とても嬉しいです。ただ、マイクロクレジットが根本的な貧困撲滅に役立つかというと??ですね。債務者側にビジネスのノウハウや返済能力があれば問題はないのでしょうが,なかなかそううまくはいかないですよね。一例として,債権者が債務者の家を定期的に訪問して,貸付金の返済を要求するようですが,債務者に返済金がない場合,家財を売って返済することもあると聞きました。これでは本末転倒ですよね。」という報告が届いている。
元々、貧しい人々が対象者である。債務者に家財もなかったらどうするのか・・・。結局は親の借金のカタに子どもが奉公に出されたり、人身売買に行きつくのではないか・・・。心配材料は山積している・・。
さて、あの頭突き事件で有名になったフランスのジダン選手が、11月にバングラデシュを訪問するらしい。ノーベル平和賞受賞が決まったバングラデシュの貧困層向け無担保小口融資機関「グラミン銀行」が、フランス食品大手ダノン社との合弁で新たに栄養補助食品会社を設立し、11月に行われる工場開設式典に仏サッカー界のスーパースター、ジネディーヌ・ジダン氏を招待するのだそうである。ダノンとグラミン銀行はバングラデシュ北部で、低所得者向け食品開発を行う工場を開設する計画で、グラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁は、ノーベル賞の賞金1,000万スウェーデン・クローナ(約1億6,600万円)から同事業に出資する意向をすでに表明していると言う。7月のワールドカップ決勝戦で不名誉な退場をしたジダン選手にとって、久々の晴れ舞台となるのか・・・。
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Re:ノーベル平和賞とジダン選手(10月16日)
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MIZさん (2006年10月20日 00時05分)
もとよりお金が無い人にお金を貸しても・・・返せない気がするな
ぁ・・・。そんな話じゃないのか???
難しいなぁ、それより働き口を増やし貧富の差をなくしていく方に向か
って欲しいと思うが・・・。
フェニックスからジダンの話題が出るとは(@_@;サッカー興味あっ
たの???
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Re:Re:ノーベル平和賞とジダン選手(10月16日)
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フェニックスさん (2006年10月21日 05時34分)
MIZさん
いつか一緒に行こうね、バングラデシュ!
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