「谷口巳三郎を語る」講演会へ向けて |
10月06日 (金) |
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今夏、私は、「希望の家」(House of Hope)を訪ねてチェンマイに行った。(8/7フェニックスの日記参照) 「希望の家」は山岳民族のエイズ孤児達のための施設である。子どもたちは延岡の「希望の家を支える会」の支援を受けて生活している。そこで、私達は鶏や豚を飼ったり、池を掘って魚を養殖したり、畑や田んぼを作って自給自足をしている子ども達の姿を見た。そして、そこへ鶏や豚魚を提供し、農業指導をしている日本人がいるという事を知った。その方が谷口巳三郎さんである。(8/8フェニックスの日記参照)
国境がない時代から自由に山々を往き来していた山岳民族は、現在タイ、ミャンマーの両方の国から自国民として認められず無国籍の状態である。国からの支援が受けられずに、医療や教育、就職にとても不利益を受け、貧しい生活を強いられている。貧困から来る教育の欠如や無知、生活の糧を得るための歓楽地での労働の結果、エイズ罹患率も高い現状がある。そんな中、谷口さんは60才からタイに渡り、山岳民族の人々と生活を共にし、自立型の農業を指導している。
谷口巳三郎さんは、現在85才、今でもご自分でジープを運転し、青年達に直接指導している。(8/9フェニックスの日記参照) 25年前の荒地に木を植え、現在は緑したたる立派な農園に育てあげた。また、街路樹の植樹にも力を入れ、最初に植えた樹は大きく枝葉を伸ばしりっぱに成長している。
エイズの人達に週1回新鮮な野菜を届けるという活動を長年継続してやっているし、農園の中には20人程の山岳民族の子ども達を預かって教育している場所もある。
「いずれ爆発する地球の人口のため食糧を確保する農場が人類には必要なのです」
谷口さんの信念を持った筋金入りの人生観、活動を日本の若者や多くの方々に出会って欲しい!
11月5日(日)、在タイの谷口氏はお呼びできないが、活動を日本で支える恭子夫人(82才)に来宮して頂き在タイ25年農村開発に命を捧ぐ谷口巳三郎氏(85才)を語る講演会を開く。
同じアジアで生きる少数民族の子どもたちの未来のために、私達にできる事を考える良い機会だと思う。ラボッ子達にも、是非出会わせてあげたい!80才を超えて尚いきいき活動していらっしゃる谷口恭子氏の生き様に、きっとたくさんの元気を貰う事だろう!
そんな事を考えながら、会場確保、後援願い、印刷・・と、この一週間走り回っているフェニックスである。谷口夫妻に比べたら、まだまだ「若い」!(笑)(^^)♪ さぁ。今日も・・!(*^▽^*)ノ"
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Re:「谷口巳三郎を語る」講演会へ向けて(10月06日)
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みかん(でこぽん)さん (2006年10月10日 22時13分)
訪問、書き込みありがとうございました。
フェニックスさんは、とてもお忙しそうですね。でも、次々にいろいろ
な活動をされていてすごいです!
谷口さんご夫妻も、すごいですね。信念を持って活動すること、それを
続けること、ともに、根気のいる大変なことだと思いますが、そういう
方がいらっしゃるということに、勇気がわいてきます。
きっと、いいお話が聞けると思います。また、報告してくださいね!
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Re:Re:「谷口巳三郎を語る」講演会へ向けて(10月06日)
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フェニックスさん (2006年10月12日 02時55分)
みかんさん
昔からそこで生活していた民族がよそから入ってきた人々によって住みかを追
われ苦しい生活を強いられています。ラボ新刊ライブラリーとの関連キーワー
ドは「少数民族」ですね。
今回、谷口さんのタイ山岳民族の子ども達の医療・教育を応援するために「応
援チケット」を作って、市民の皆様にドネ―ション協力をお願いしています。
どの位できるかわかりませんが、タイはバングラデシュに比べたら8倍くらい
物価が高いので大変だと思います。
チラシも刷りあがったので、みんなで分けて公的機関に置いてもらったり、知
人・友人を介して配ってもらっています。
ラボッ子達にも、ご父母の皆さんにも、沢山参加して聴いて欲しいと思ってい
ます。
「『谷口巳三郎を語る』講演会」の翌週は都城市で開催の「人権フェスタ」で
す。ステージでは「ヘルガの持参金」と歌「ひとつしかない地球」を観てもら
って、途上国に今尚残る「持参金制度」による性差別について考えてもらい、
平等で平和な世界の構築について考える材料を提示したいと思っています。
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