'04年8月に95歳で逝去した写真家、
アンリ・カルティエ=ブレッソンのドキュメンタリー映画
昨夜吉祥寺バウスシアターのレイトショーで見ました
40席ほどの小さな映画館ですがほとんど満席でした
人前に姿を出すことを徹底して避けていた彼が、パリの自宅で
数々の写真を取り出しながら、うれしそうに語る貴重な映像です
撮影時93歳
何故彼が決定的瞬間をとれたのか
どうやって撮っているのか
大きな謎であったが
この映画でかなり掴めたように思う
有名な作品を改めて本人と一緒に見るという贅沢な映画
写真家や女優のコメントも参考になった
改めてゆっくり写真集を見よう・・・
彼は元々画家志望
晩年も絵を描いていた
(カメラはライカ 標準レンズと時に望遠を使った)
彼の写真の構図は一つ一つ素晴らしく、天才的だと思う
私の記憶に残った彼のことば(不正確なものもあります)
「写真は瞬間の芸術だ」
「まだ、まだ、まだ、・・・今だ」と撮る
「世界には一瞬だけ秩序が表れる瞬間がある
それを待ち続けて撮るんだ」
「写真とは瞬間だよ。それをとらえることだ
それ以外何もない。」
「写真は短刀の一刺し 映画は瞑想だ」
「構図をちゃんと撮ればトリミングは必要ない」
「生きているから写真が生まれる 写真のための人生ではない」
「アンリ・カルティエ=ブレッソン瞬間の記憶」
http://www.longride.jp/hcb/
2006 6/3 美の巨人たち
H.C ブレッソン「サン・ラザール駅裏」
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_060603.htm
1952年に出版されたアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集
フランス語のタイトルは<逃げ去るイメージ>
アメリカで付けられたタイトルは<決定的瞬間>
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