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黒澤明『醜聞』『天国と地獄』を見に行った |
09月23日 (土) |
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黒澤明『醜聞』『天国と地獄』
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黒澤明『醜聞』1950年
初めて見た
前の年に『野良犬』同じ年に『羅生門』
人のよい青年画家 三船俊郎
オートバイに乗って出かけ、雲取山を描いている
声楽家 山口淑子と出会い、オートバイで送る
スキャンダル誌の社長 小沢栄太郎
弁護士 志村喬 原告側代理人でありながら、
被告から金を受け取ってしまう弱い男
その娘桂木正子 肺結核で5年寝ているが明るい 星のような少女
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黒澤明『天国と地獄』1963年
三度目くらいだが細部は忘れているので楽しめた
靴会社重役 三船俊郎
その妻 香川京子
対立する重役たち 伊藤雄之助、中村伸郎、田崎潤
警部 仲代達矢
犯人のインターン 山崎努
●確か酒匂川での受け渡しだった
鉄橋の手前で誘拐したこどもを見せ、鉄橋を渡ったところで
3000万円の金の入った鞄を落とさせる・・・
1963年の黄金町に麻薬患者が淀んでいる
あんなところがあったのですね・・・
●権堂さんが自分の息子の代わりに誘拐された
運転手の息子のために身代金の3000万円を出すかどうか
それを払えば破産し、仕事も失うことになる3000万円・・・
そこはこの映画の見どころの一つです
居合わせた刑事たちも固唾をのんで権堂さんの結論を待ちます
●映画から離れますが
刑事たちは国家権力の構成員
国家が身代金をとりあえず払えばいいのにと思いました
国家にとっては痛くも痒くもない額であり
お金は印刷すればいいことでしょう
取り戻せるでしょうし
でも決して出さないでしょうね・・・
国家は国民を守るものではないことの証明の一つになりそう
●権堂さんの家は 下から見上げてそれほど豪邸には見えませんでしたが
全面ガラス、冷暖房完備、床に絨毯が敷かれています
靴を履いたままはいるうちであったことにびっくり・・・
●こんなページが見つかりました
「天国と地獄」の横浜を歩く(上)
http://www.tokyo-kurenaidan.com//kurosawa-tengoku1.htm
「天国と地獄」の酒匂川鉄橋、鎌倉 腰越を歩く(中)
http://www.tokyo-kurenaidan.com//kurosawa-tengoku2.htm
「天国と地獄」伊勢佐木町から黄金町を歩く(下)
http://www.tokyo-kurenaidan.com/kurosawa-tengoku3.htm
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