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おおかみと7ひきのこやぎ・・・やんちゃな小学生のおおかみ |
09月11日 (月) |
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11月初旬の「福岡市民芸術祭参加テーマ活動交流発表会」に向けて活動開始です。
夏休みに聞いたお話の中から「おおかみと7ひきのこやぎ」か「わらじをひろったきつね」を小学生を中心にパーティ全体で発表します。
先週は「おおかみと7ひきのこやぎ」からまず絵本を楽しみました。
ダイナミックな野見山暁治氏の絵は子ども達に大受けです。
林 これ何かわかる?
・ へったくそ~!
・ これがオオカミで、これがこやぎ、これがピープだ。
・ ここがおおかみのお腹でハートが心臓。石がいっぱい入っとう。これはやぎ達。
林 時間は
・ 2時15分かな?
それから好きな役になって動いてみました。
ワーワー言いながらも1回通しました。
林 動いてみて今感じていることは?
H ピープになったのに、おおかみから食べられたけん変やった!
R ピープってわからんかったもん!
H ピープって言ったのに!
KR ピープやって楽しかった。
M ボリュームを最大にしてたのに男の子の声で聞こえなかった。
S もう少し静かにしてほしかった。
YM CDを聞いてなかったのでどう動いていいかわからなかった。
A Hちゃんが暴走して恐い。
TM おおかみになりたかったのにKTに「あっち行け」って言われた。
KT 「あっち行け」って言ってない。「あっち行って」って言った。
林 自分より小さい子にはどうするの?
C 小さい子には優しくせんといかんよ。
林 みんな何のためにラボしようと?(英語という答) 英語よりもっと大切なことがあるよ。どうして小さい子にやさしくできんの?みんなお兄ちゃんたちにやさしくしてもらってきたやろう?みんなで仲良くできんなら英語なんかできても何にもならん。小さい子にはやさしくしようね。
A 小さい子だけやなくて、大きい子にも。
林 そう、自分がされていやなことはしちゃいかんね。じゃあ続き、Rくんから。
R おおかみにはバケツが必要。だって井戸に落ちるのが恐いから。
YS おおかみが家に入った時みんなは止まっていてほしい。
R 隠れとうけん(逃げないで)隠れとかないかんと!
KT おおかみは出る時間が少なかった。
M ピープで隠れとったのがおもしろかった。
YS ボンボン時計を表現したい。
KK おおかみの仲間に入れてって言ったけど「あっち行け」と言われた。
C ピープ楽しかったけど名札を作ったほうがいい。
YK お母さん役が楽しかった。
テーマ活動に入って1回目なのでトラブルも起きてきます。
今回もおおかみになりたい子達の中でトラブルがあったようです。
もちろんトラブルはあるのが当たり前。
子ども達は大人のいないところで、素を出して(テューターは仲間と思っているようです)傷つけたり傷つけられたりしながら、何度も場を踏んで強く優しく逞しく育っていきます。
話して聞かせただけでは体に落ちません。
体験を重ねるしかありません。
昔から子ども達は毎日毎日たっぷりの縦長のごっこ遊びの中で繰り返しいろんな思いをして社会性を育ててきました。
ぐちゃぐちゃに見えるテーマ活動の中にこそ現代の子ども達の弱点を育てるものがたくさんあります。
忍耐強く育っている様子を見守ることが大切です。
「あっち行け」と言われて悲しかった気持ち、
何気なく言った「あっち行って」がどんなに人を傷つけるか気づくこと、などを体験することが大切です。
そして、そこにそれをフォローする年上の子やテューターのような存在があるところがラボのいいところなのです。
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