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国際交流の夏終る |
08月27日 (日) |
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今日は、夏活動報告会。恒例の、サマーキャンプのシニア経験者の報告と、国際交流参加者の報告会。シャペロンだったNテューターの話によると、ヒースローの未遂事件の影響で帰国便はチェックが厳しく大変だったらしい。しかし、全員無事帰国できて良かった。
先月の壮行会では少し不安気に立っていた子ども達が、それぞれの夏を経験して、大きくなって帰って来ている。松崎PのMくんも、コロラドで楽しい経験をしてきたようで顔が明るい。またパーティで少しずつ聞かせてネ!
今年は、宮崎地区には北米から2名、韓国から2名、中国から1名の受入れもあった。松崎PのA香は母方の実家に帰っているので今日の報告会に参加できずに、レポートを送ってきた。
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<北米受入報告>エミリーを受け入れて
私は、今年の夏アメリカ、オレゴン州のエミリーという14歳の女の子を受け入れました。7月15日、宮崎空港に到着しました。エミリーとは初対面でお互いに緊張していて何をしゃべっても、途中でとまってしまったりと、なかなか会話が成り立ちませんでした。
次の日からは、私は毎日部活。明けても暮れても部活でした。7月30日に吹奏楽コンクールがあったため、部活漬けでした。だから、エミリーと接する時間がとても少なかったです。そのときは、あまり気にしていませんでしたが、だんだんエミリーの笑顔が少なくなっていくのにきづきました。もともと、あまり笑わない子でしたが、それ以上に笑わなくなりました。しかし、言葉も通じない中でどうしたらそれが解決されるか、分かりませんでした。その解決法は結局、見つけられませんでしたが、きっと、それは、時間の問題だったのでしょう。
7月26日から宮崎市の姉妹都市のバージニアから1週間家にもう一人ホームステイに女の子が来ました。その子と仲良くやっていくうちに、エミリーの笑顔もだんだん戻ってきました。
7月28日から私の弟と一緒にラボキャンプに行きました。エミリーは、とても楽しんで帰ってきました。デジカメを見せては、「この写真は何のときだ」「これに写っているのは誰だ」など、英語でしたがしゃべってくれました。そのときは、英語だから・・・とかは、ぜんぜん感じず、とても楽しかったことがよく分かりました。
帰ってきた頃には、コンクールは終わり、部活も休みでエミリーと過ごす時間がとても増えました。一緒にトンボ玉を作りに行ったり、ラボの友達と川に行ったり、トランプやウノをしたり、エミリーが持ってきた人生ゲームをしたりと、とても充実してました。最後の週末、去年エミリーの家にホームステイ
に行った子が、福岡からエミリーに会いに来てくれました。その日、エミリーは「Very Happy」と何度も言っていて私までうれしくなりました。
最後のお別れの日、私は泣けませんでした。本当は泣きたかったんだけど、どうしても実感がわかずに泣けませんでした。
エミリーの受け入れは、本当に複雑なものでした。最初は受け入れなんかしなければよかったと思っていました。私が部活に行っているときは、受け入れをしてよかったのかと何度も思いました。でも、帰る頃になると受け入れをしてよかったと思いました。
ほとんど単語を並べるだけの会話でしたが、心は通じていたのだと思います。その証拠に、今でもメールしています。なかなか文法は難しいけれど、頑張って勉強してエミリーともう1度会話をしたいです。
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