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ネパール行きの飛行機の中で |
08月11日 (金) |
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朝の飛行機でネパールの首都カトマンズへ。実は、昨日ロンドン(ヒースロー)でテロ未遂事件が起ったニュースを一晩中TVで放映されていたので、空港の持ち物検査が厳しいかな・・と覚悟して空港へ向ったが、「イギリス行きの・・・」と紙表示がある以外は何事もなかった。
定刻離陸!と言いたいところだが、到着便が遅れているので、自動的に30分程遅れの離陸。
「3月からタイに来てるんだよ。」隣に座った初老の紳士が何も訊いていないのに話しかけてきた。「タイはほとんど回ったよ」 それから「ホラ!」とパスポートを開き「カンボジアには25日間居た。陸路で入って、バッタンバンからバスでシェムリアップへ行って、それから川を下ってプノンペンに行った。」「川って海賊が出るらしいですよ。」と私が言うと「いや~。会わなかったな~」と笑いながらパスポートを眺めている。
「どちらから?」と訊くと「ウェールズ」と答えた。えぇ・・、こんな所でウェールズ!!!
「『妖精のめうし』のお話、知っています?」と私。「う~ん・・、子どもの話は忘れたよ・・。」とウェールズの彼。「じゃ~、LOVE SPOON て知っています?」と私。「あぁ、もちろん!LOVE SPOON は沢山もらったから。」と彼。へぇ~・・・沢山ねぇ~・・。「彫ったことはあるんですか?」「いやぁ、売ってるんだよ。」と隣の紳士は笑いながら言った。
「ネパールは何日間?」「決めていないのが良いんだ。若い時から冒険の旅に出たかった。でも叶わなかった、だから定年と同時に家族に宣言して出て来たんだ。」と、彼は少年のように目を輝かせて言った。
「カトマンズで友人と待ち合わせをしているんだけど・・・」と昨日のヒースローの事件を心配しながら彼は続けた。「でも、連絡の取りようがない・・。行くしかないサ。」
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