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想定外の北京泊・・ |
08月01日 (火) |
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バージニアビーチの中高生が、宮崎空港でホストファミリーと別れを惜しんでいる時間、フェニックスは福岡行き高速バスの中でうたた寝をしていた。そして、正午前、バスは博多駅バスセンターに到着。フェニックスとIテュ―ターの二人は「手作りノート」とクレヨンの詰まった重い荷物を抱えてタクシー乗り場へ移動。タクシーで福岡国際空港へ向った。空港で、先に送っておいたダンボール3箱の「手作りノート」とクレヨン・色鉛筆50kgをチェックイン時に預け、自分の荷物とカバン詰めの荷物はハンドキャリーで機内へ持ち込む。どこからこんな力が出るのだろう・・・!?(*_*)と思える程の荷物を肩で息をしながら運ぶ。
晴天。空には雲一つない良い天気。15:00の定刻を15分程遅れて、飛行機は離陸した。眼下に福岡の街が広がり、小さくなり見えなくなった。海の中に小さい島や岩が見える。1時間も経たない内に、ん?見覚えのある風景が・・(*_*)! 飛行機は釜山の上空を飛んでいた。湾岸ブリッジが見える。釜を伏せたような丘も・・・。あっと言う間にソウル上空へ達し、(ひょっとしたら北朝鮮上空通過・・?!)と思った瞬間、飛行機は左へ旋回し海上に出た。今まで晴れていた空に雲が立ち込め、何も見えなくなった。飛行機が激しく上下に揺れ、ベルト着用サインが点灯した。窓の外を雨が斜めに流れて行く。悪天候の中、飛行機は大連空港へ着陸した。
大連で中国入国手続きをして、すぐに北京を目指すと聞いていたのに、飛行機は停止したまま、何の案内もない。外は大雨で、時々稲光も見える。困った・・・。私達は北京でバンコク行きの飛行機に乗り返る予定にしていたので、とても焦っていた。
北京到着予定の午後7時を過ぎても、悪天候はおさまらない・・。弁当と飲み物の支給が始まった・・。これで遅れは「確定」・・(汗)。ところが9時過ぎ、パタッと雨が止んだ。「CA95北京行き」のアナウンスに乗客の顔に喜びの表情が踊った。全員乗り込んで、飛行機は離陸し北京を目指した。
北京に着いたのは10時半を回っていた。乗り継ぎ予定の飛行機は、到着を待っててくれているのだろうか・・?急ぎ足でトランスファーデスクに向ったが、バンコク行きの飛行機も天候が回復した瞬間に飛び立ってしまった後だった・・。「次の便は?」と聞くと「明日夜の同時間。」と機械的に答え、搭乗券の日時を書き換え、ホテル名を書いた紙とテレホンカードをくれた。仕方がないので、タクシ^で北京市内のホテルへ向った。
航空会社が用意してくれたホテルは「二十一世紀飯店」。2年後のオリンピックを目論んで建てられたばかりの新しいホテルだった。とにかく、バンコクの宿泊を延期しなければならない。ロビーの公衆電話から、貰ったテレホンカードでバンコクのホテルへ電話をかけ、理由を告げて、1日後の宿泊に振替えてもらった。それから、部屋へ行き、シャワーを浴びて眠りについた。
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