昨日に続いての剪定実習です
今日はサクラの木
都立高校の校庭のかなり大きい木4本を剪定しました
はしごでかなり高いところまで登り、あとは木の枝をたよりに高く登ります
もちろん安全帯をつけ、安全綱を太い枝にかけ、移動します
沢登りや岩登りをしたことがあるので高所作業は大丈夫です
「3点支持」といって、両手両足の4点のうち3点でしっかり身体を支え、
一つだけを動かすようにします
こうすれば高いところでも安全に移動できます
かなり長い間剪定していない木なので、
幹や太い枝から細い枝がかなり出てきていて、かなり太くもなっています
(幹から出ているものは「胴吹き」といいます)
Aの枝にBの枝が乗ってしまっているもの
立っている二股の枝に隣の枝から横に枝が伸びて突き抜けているものとか
枝の整理も必要でした
剪定のこぎりを使って太い枝をかなり落としました
木全体時の根元にに気持ちよく風や光が入るようになりました
切り口にペースト状の殺菌薬を塗っておきます
(桜の剪定について まとめ)
●強剪定を嫌う
サクラは太枝の剪定に弱い
剪定部分から腐り込み易くまた萌芽力も弱いので、なるべく切らず自然樹形に
病害枝やからみ枝など不必要な枝は細枝のうち早めに適切な位置で切り取る
●一般的に桜は、「さくら切る馬鹿」といわれる・・・
剪定に弱いことから、放任されがち
しかし、風で折れた枝や、穿孔性害虫によって傷められた傷口から、腐朽菌が侵入、枝を枯らす
放置すると、やがては幹全体に被害が広がる
込み入った枝や、胴ぶき枝などで風通しが悪くなると、
胞子によって感染する病気や、ハダニ、カイガラムシなど、虫の住処となる
このため、病枝の除去、病害虫の発生を防ぐための剪定を行う必要がある
正しい剪定は樹木を病害虫から守る意味がある
剪定のポイントは、枯れている部分の早期の除去、病枝を残さず切り取ること
樹形を乱す不定枝は、ブツ切ではなく、全て枝のある部分から、一方を残す「切返し」という剪定を行う
切り口には新たな腐朽菌の侵入を防ぐためペースト状の殺菌剤を塗る
整枝剪定は落葉期の12月頃から3月にかけて
枯れ枝の見極めができない場合は、梅雨明けぐらいに行う
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