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想いは涙となり・・・ |
05月23日 (火) |
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5/20の日記に「命のミルク」の事を書いた。手を伸ばせば届くところにあるミルク。しかし、痩せこけた小さな命の叫びは、多くの壁に阻まれて、缶に触る事すらできない。規則と責任の狭間でぐるぐるぐるぐる同じ所を回っている状態が数日続き「1缶でも、使いかけでも良いから手に入らないだろうか・・?」と、会う人、会う人に訴え続けた。
・・・「日本は世界一死亡の少ない国です。本来ならボク達が現地へ赴いて助けるのが筋でしょうが、現実には難しい。そんな事くらいで協力できるなら。」という電話を、ラボッ子家庭の紹介で、ある産婦人科医の先生から頂いた時は、信じられなかった・・。しかも、現地のオファー6缶に加えて更に6缶のドネ-ションまで申し出て下さったのである。ここ数日医者・薬局・メーカーといろんな所に問合せ、どこからも責任回避で断られ、現物があるのに手に入らない状態が続いた。じゎ~っと涙がこみあげてきた。小さい命の叫びと携わっている人々の想いが叶った瞬間であった。けれども、物語はこれだけでは終らなかった。それを聞いた某ミルクメーカーさんが「贈呈」を申し出てくれたのである!バングラデシュは衛生や病気の問題も山積している国なので、ミルクだけの問題で全てが解決される訳ではないけれども、これで何人かの赤ちゃんが助かる・・。
人から人へと繋がり、心と心の連携プレーによって、出発1日前低体重児用ミルクが手に入ったのである。
明日から、バングラデシュへ長期ボランティアを派遣する。彼女は7月7日に七夕まつりを計画しているという。子供達の願いを短冊にしたため、笹に吊るす。子供達の夢が、願いが叶う日が来ますように・・・。
「先に想いを飛ばすの。そうしたら、必ず願いは叶うの。」
12缶の低体重児用ミルクを前にして、先日の講演会で小学生の質問に答えてニコルさんが言われた言葉を反芻しているフェニックスである。
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