植え替えのためにはまず根を布と縄で巻く必要があります
縄を使って幹の円周を測ります
その長さを二つ折りし、その長さで幹の周りに円を描きます
これが掘るところの内側です
まっすぐ下に70センチメートルほど掘ります
3人がかりです
麻布で根の周りを巻き、上から縄を三重にまきます
布の裾を上にからげ
今度は幹の方向へ25~27センチほど掘ってゆきます
このときはバールなどを使い削りとります
今度は布の裾を下ろし根を布で包み、縄で丁寧に巻いてゆきます
一人が縄のよじれを直し、一人が巻き、一人は木槌で角を細かく叩き,
縄を締めてゆきます
4回直角に縄を通し、半分ずらせてさらに4回巻き
交差しているところを男結びで留めます
きれいに包むことができました
根が包まれていないと、移植の途中で土が落ちてしまい、新しい場所にうまく根付きません
いよいよ移植です
ベルトで幹を巻き、さらに縄で左右に引っ張れるようにします
クレーン車のフックにベルトをかけ、つり上げます
回ってしまわないように左右の綱も引っ張ります
移植先の穴に下ろし、穴の底の土盛りに載せます
周りに水を入れます
根を回し、さらに周りを竹で突き刺したりするとと、急に水を勢いよく吸い込み始めます
「水を飲ませる」と表現されます
これがされていないと空気が残っていて土との間に隙間が残り
うまく根付きません
さらに水鉢を作って水のプールを造り水をしばらく入れておきます
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