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For Sale~売られる子ども達 |
04月19日 (水) |
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バングラデシュ訪問も、この5年の間に両手の指では数えられないようになってしまっている。ダッカの表通りの近代化、建築ラッシュ、車の数の増加、溢れる路上生活者、地方の前近代的な生活パターン、行く度に広がっていくのが判る貧富の差・・・。子ども達がラクダ騎手として販売の対象になったり、先進国の医療ニーズの移植臓器の対象としての人の販売の標的になっている貧しい家庭の子ども達。
4/5~5/10、青山の国連ギャラリー2FでION(International Organization for Migration /国際移住機関)主催 http://www.iomjapan.org/ 「人身取引と世界的な人の移動展」が開催されている。奇しくもフェニックス東京滞在最終日の今日は、タイの子ども達の為に作製された啓発DVD「夢のゆくえ」日本語吹替え版を使ってのWSがあるということだったので、参加することにした。
世界には1憶8,000万人を超える「移民」(migrant)がいると言われている。その中でも「人身取引」(trafficking in persons)と呼ばれる人権侵害は深刻である。上記に記した理由や売春、強制労働等の被害に遭う理由には貧困や無知(教育の欠如)がある。そして日本にも無理矢理連れて来られた多くの被害者がいるという事を、私達は知らなければならない。「安寿と厨子王」の世界は過去のお話ではないのである。
先日、各地で開催された「青少年国際理解WS」を単にラボ国際交流35周年記念のイベントに終らせることなく、日本が知らずに関わっている事例や日本国内における事実を認識し、自分達が日本人としてどのような関わりを持つべきかを考えてくれるラボッ子であって欲しいと思う。
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