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 黒岩PのあれこれVol2
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不死身格闘記16 04月16日 ()
いよいよカウントダウンになってきましたが、今日の合同練習は実に

充実したものでした。と言っても決してすばらしい!と言う出来では

もちろん!ありませんが、私としてはここまで頑張って仲間と何かを

作り上げようと云う意志を見せてくれた子供達に乾杯!の気分です。

今まで、個々の努力を持ち寄り、パーティでそれを繋ぎ合わせたり新た

に粘土をこねたりしてきました。今日はそれらが結晶になってきつつあ

る、そんな様子を垣間見た気分です。まだ原石の外側には泥やら、余分

なものがたくさん付いていて、中の耀きはうかがい知る事ができない

そんな宝石の原石から、今日ほんの少しだけどキラッと光る何かが見え

た、そういう日でした。忙しい中、でもお休みは2人だけ。みんな

大切な何かをやりくりして、仲間と何かを作り上げるために集まって

来ました。そこまでの気持ちが無い子でも、今日練習が始まったら他の

みなの様子に何かを感じたはずです。役の子同士、今日は行動を一緒に

してもらいました。キディーの何人かは、5時までの練習に残ってくれて

すごい集中力を見せました。さて、気合が入っているので音楽CD2回

とおしてやってみても、ストップしたのはほんの少しだけ。とは言え

ナレーションはガタガタ。去年もナレーションが思うようにできず、悔

しい想いを抱えた子達が、今年も又新たな壁の前で悩んでいます。

悩んでもいいじゃない、いっぱい悩んで乗り越えれば、又何か見えてく

るものもあるよ。壁は壁として、励まし、一緒に行こうとはいえるけれ

ど、後ろから押して乗り越えさせることは誰にもできないんだから。

というわけで、テューターは嬉しい気持ちと内心の歯がゆさとを同時に

味わいながら見ていたのでした。驚くほど言葉に感情がこもってきた子

、云うだけでも精一杯の子。どの子もどの子も一生懸命努力してここに

いるんだなぁ~と愛しい気持ちがこみ上げてきました。もうテューター

の出る幕は少なくなっています。子供達が互いにうごきながら、云いな

がら態度で示しています。それを見て小さい子達も付いていこうとして

います。キラレナイの場面では、首が飛ぶかもしれないと兵隊達はわぁ

っと思わず声をあげて顔をおおっています。たとえ舞台の上ではつたな

くみえても、彼らはすでに王様の兵隊になりきっているんです。

ここまでやってきて、改めてこのお話は本当に痛快でおもしろいお話

なんだなぁと実感です。子供達が夢中になるわけです。表面的にだって

おもしろいけれどやればやるほど、かめばかむほど味わいが出て楽しく

て仕様がありません。水になって噴出すところでさえなんて楽しそう

なのでしょう!一緒にはいりたいな~と思わず体が動いてしまいそうで

す。2回通した後、キディさんが帰り、もう一度とおしてやろうか、と

いうと「せりふの言い合いがいい!」との強い要望。実はみんな練習も

したいけど思いっきりみんなの前で大きい声でせりふを言って聞いて

もらいたいのですよ。声に出したいのです。こんなにいえるよ!と

聞いて欲しいのです。(半分は、ね)そこで、部屋のはじっこによって

云う人がもう片方のはじにいき、大きな声で感情を込めて言い出しまし

た!みんな上手!「完璧!」の声が飛ぶ中、拍手が出たのは役人の

Y君。CDどおりのおもしろい言い回し。みんなちゃんとわかっていま

す。ダメだしも出たけれど、そこはラボっ子。必ず「ここはいいけれど

・・・」といいところを誉めています。そこはうちのPに限らず、ラボ

っ子の特長ともいえます。おそらくキャンプや色々なところで大きな子

達が云うのを耳にして自然とそういう態度が身についてきたのでしょう

だからいわれた子も「そうか、ここはいいんだな」と自分で再確認が

できるのです。最後の役のところ、チョット紛糾しました。いえない2人

に、みんなは一緒に声に出し、自分のせりふでもないのに一生懸命

感情を込めていい、大きな声が出せないなら「わぁーっ」っていっぺん

大声出してみようよ、と声をかけ(実際大声を出した後は各段にリラッ

クスしていましたよ)日本語の感情がすごいこもってるよ、と誉め、

本当に自分のことのように助けてくれていました。そんな中、ふざけて

側転などしている当の本人にテューターのかみなりが落ちましたがね。

でもよ~~く分かっている様子。何よりこのお話が「不死身」である以

上、良い子の優等生的なテーマ活動になるはずもありませんでした。

だから格闘なのですね。このおさえきれないような大きな熱いパワーが

この「不死身」の本領なんだとしたら、こじんまりとした器用な発表に

等まったく!なるわけがありません。荒くれ馬のような「不死身」に

なっていくかもしれない、それはそれでいいか、と開き直るテューター

でした。本当に子供達は良くがんばっています。
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