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小学校訪問 |
03月09日 (木) |
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昨年県研修生として招聘したシャヒドルが実習校としてお世話になった郊外の小学校を訪ねた。校長先生の厚意で、校舎の案内もして下さった。
「公立」なのに「キチンとした教育」を行っているH小学校にシャモール氏は驚きを隠せない。アジアの多くの国々では、一般的に公立校は先生達が真面目に働かないという定説がまかり通っている。公務員は真面目に働いても働かなくても定額の給料が貰えるので真面目に働かずに、アルバイトや副業に興じる先生が少なくない。その結果、学校のレベルは下がり、児童生徒の学力は落ち、ドロップアウトする子ども達が大勢いる、という信じられないような現状が現実に存在している。そこで、「公立」なのに「キチンとした教育」という驚きの現象が起るのである。笑うに笑えない話である。普通の人々の生活が厳しい国においては、悲しいかな障害者や障害児は人間として認めるような土壌は育っていない。障害児のクラスや、言語遅滞児のための学習教室、調理室、実験室、音楽室、PC室などの特別教室を、2部制で電気はないながらも現地で頑張っている小学校を運営しているNGOの代表は、ひとつひとつ頷きながら見学した。
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