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「ひとつしかない命」 |
02月25日 (土) |
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「乳幼児の死亡率が高いバングラデシュ、乳幼児の死亡はほとんどないが虐待や自殺で命を落す人が増えてきた日本、『ひとつしかない地球』で生きるみんな平等に与えられている『ひとつしかない命』について考えてみよう。」と、「いのち~いきる」をテーマに「第3回“H&H”宮崎アジアこどもフォーラム 国際ボランティアスクール」(主催:国際こども支援団体“H&H”(Heart and Hand))開催。
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第一部「ラボひとつしかない地球こども広場」(ラボ教育センター主催)は「ひとつしかない地球」の合唱で始まった。参加者54名。こどもフォーラムと共通の「いのち~いきる」をテーマに、ラボ・ライブラリー「てぶくろ」(ウクライナ民話)から見えてくる世界について考える参加型WSである。
シニアメイトによるテーマ活動「てぶくろ」発表の後、EAETH、LOVE、PEACEの3つのグループに分かれてのアイスブレ―キング、クイズタイム。
Q1:このお話はどこの国のおはなしでしょう?
Q2:ウクライナは(白地図の)どこにあるでしょう?
Q3:暑い国でしょうか?寒い国でしょうか?
Q4:国の広さは日本より大きい?小さい?
Q5:人口は日本より多い?少ない?
Q6:国旗はどれ?(3択)
*グループで国旗の意味について考え、発表。
*「わたしもいれて。」と言われて、入れてもらえなかったらどうなっていたんだろう?
*食べ物はどうしたんだろう?
*狭い手袋の中で仲良く暮らすには、どうしたら良いのかな?
冬の自然の厳しいウクライナ。パイプライン供給停止等で大変なく苦境を強いられる国。子供たちは、そんなことは知らないかもしれないけれど、一生懸命自分達で仲良く暮らす道を模索していた。
そして、自分達が話し合った内容を入れ込んで、グループ毎に「てぶくろ」のテーマ活動に取り組み、お互いに発表&鑑賞。ウクライナがとっても身近になった。
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第ニ部「バングラデシュの子ども達の現実」NGO代表シャモール氏の講話
バングラデシュの北部クリグラム地方は、バングラデシュの中でも特に貧しい地域である。平均収入月2,000円程度で一家6~7人が暮らしている。毎年洪水に見舞われ、多くの命が失われる。下痢・赤痢・チフス・マラリヤ・デング熱などの感染症や伝染病、栄養失調・凍死などで60%の子ども達が5才の誕生日を迎えることができない。貧しい家庭では、子ども達も学校へ行かずに働かなければならない。小学校の入学率は適齢児の約60%。様々な理由でドロップアウトし、5年間の小学校教育を受けることができるのは、40%以下。中学校進学率は卒業児のわずか8%にすぎない。
子ども達は黙って聴いていた。そして、グループに分かれて、感想を出し合った。「初めて学校へ行けない子どもがいるという事を知ってびっくりした。」「トイレがない学校があるなんてかわいそう」「1日のごはんが学校での給食たった1回なんて・・・」etc。それから、各グループで課題を一つに絞って、どうしたら課題を解決することができるのだろうか、考え合った。けれども、自分達は子どもである。学校を建てたり、トイレを贈ったりはできない。自分達にできることは何なのだろうか・・?「友達に教える。」「学校でみんなに伝える。」「家族に話す。」「署名を集めて、アピールする。」など、沢山の意見が出た。その気持ち、忘れないでね!
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