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知らない人に道を聞かれたらどうする? |
01月27日 (金) |
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今朝テレビを見ると「防犯防止、子供が身を守るためのアニメ」なるものが製作されたと言っていた。内容の一部が紹介されていて、子供が知らない人に道を教えて欲しいと声をかけられたら断っていたり、性犯罪を防止するためのテクニックのようなものまで入っているようだ。こういうアニメは、学校で子供たちが見るために作られたのかな~?いろんなものが出るもんだ~と思いながら、ぼんやり見ていました。
世間では、いかに子供が身を守るべきかという方法やグッズが氾濫している。それはそれで防止策かもしれない。でも、なんだか根本的なものの欠如を私は感じて悲しくなってしまうのです。現代では難しいかもしれないけれど、身を守る前にそういう人間がいない日本であってほしいな・・と心から思うのです。身を守るために、世間から、他人から遮断された現代の子供たち、他人を見たら注意しなさいといわれて育った子供たちが将来大人になったとき、どんな大人になっているんだろう・・?どんな日本社会になっているんだろう・・?他人に対する愛情は育まれるのだろうか?考えるとちょっぴりこわくないですか?
ホームステイで北米で過ごした中学生たちは、「みんなが気軽に声をかけてくれる」「笑顔の大切さがわかった」「知らない人なのにちょっとした場所であってもHiと言われて嬉しかった」・・と、感激して帰ってきます。人の温かさに触れ、ラボっ子たちは優しくなって帰ってくる気がします。
今まででも、日本の子は「何を考えているのかわからない」「表情がない、悲しいのか?嬉しいのか?まったくわからない」と、ステイ先のご父母から引率シャペロンのテューターに聞かれることがあるそうですが、これからますますそうなるかもしれません。
被害にあってしまった可愛い子供たちの親さんの気持ちは、想像するだけで悲しくなり、実際の親さんの気持ちはその何百倍・・いえいえ、他人からは想像できないものだと思います。そして、確かに、これだけ事件があると防止策も大切です。相手が力ではかなわない大人だったり、車やいろいろな危険なグッズを使われたら終わりです。私自身、娘が暗い道を自転車にのってソロバンへ行くときは、交通の危険、犯罪の危険にあいませんように・・と思いながら小さな背中を見て送り出します。
でも、でも、でも、もっともっと大切なのは、人を見る目を養うこと!、そしてかけがえのない一つ一つの命を傷つけない、人間が大好きな人間に育てること、そしてスマイルが大切な気がするのです。それを育てるには、いろいろな人と接すること、自分の足で町を歩くこと、スマイルであたたかなオーラを持った人間に育てること、これに尽きるんじゃないかな・・?
生んだ以上、責任を持って人間を大切にする人間に育て上げて、それで可愛い大事なわが子が被害にあってしまったら、もうこれは先祖の因縁か前世からの影響だとあきらめようと、私は思うのです。
人は自分の思うようにならない、みんな違っているけれどいいところはいっぱいある、人とかかわるのは大変だけど面白い!と、学べるラボは、とっても大事だと思うのですが、どうなのでしょう・・?みなさんは、いかが思われますか?
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Re:知らない人に道を聞かれたらどうする?(01月27日)
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返事を書く |
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うっちゃんさん (2006年02月21日 18時33分)
久しぶりに遊びに来たら興味深いタイトルだったので書いてます。娘が
小学校に上がって、親と離れて行動する機会が増えて心配が多くなりま
した。出かける前によく言ってしまうこと「知らない人について言って
はだめよ。」とか「変な人だと思ったら、逃げなさい。」とか。でも「知
らない人に声をかけられたら・・・?(う~ん)」なんて言おうか迷っ
てしまいました。怖い事件が次々起こる中で、簡単に人を信用できない
世のだけど、人を信用できない子どもには育って欲しくない。私の中の
矛盾。「人を見る目を養うこと」と危険なことに巻き込まれそうになっ
た時に身を守るすべを身につけるしかないのかな。
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