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スーホの白い馬 |
12月18日 (日) |
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今日は、私のピアノの先生の発表会でした。多忙にて、私は参加できませんでしたが、聞きに行ってきました。先生のピアノは、やさしくて、滑らかで、どんな曲を弾いても、心のなかにツルツルと音楽が入っていきます。いままで(子どもの頃ですが)、何人かの先生に指導していただきましたが、こんな素敵な音を出す先生はいませんでした。ラボっ子の皆様。もしピアノに行き詰まりを感じたら、先生を紹介しますので、言ってください。手がまたとてもきれいで、レッスンのとき、うっとり見とれてしまいます。練習してないけど、レッスンがほんとに楽しみ。人に物を教えてもらうのって、こんなに楽しいことだったかしら?
この先生は、福音館書店の創業者のお孫さんです。お母様はあの松井直さんの妹さんです。今日は、ゲストとして、「スーホの白い馬」の読み聞かせをしてくださいました。
なんと、ピアノと馬頭琴の生演奏付きです。しみじみとした馬頭琴の音色と、スーホの悲しい物語がぴったりと重なり合い、モンゴルの大平原が目の前にひろがりました。
この時、テーマ活動(劇表現活動)のことを思い出しました。これだけの読み聞かせの名人と、プロの馬頭琴奏者が見せてくれるこの景色。日常では、中々体験できない。でも、私は見たことがある。自分たちが体を動かし、創造力を働かせ、物語を動かしたら、その時、この景色が見えるのです。テーマ活動は言語習得のとてもよい方法ですが、それだけでなく、この、日常とは違う、物語の風景を、くっきり心に描くことができる、稀有な活動なのです。大学生までテーマ活動にのめりこんで、途切れることなく情熱を注ぎ込むのは、間違いなく、この風景を見ることが出来るから。なんか、新しい発見をした気分。前にだれかに聞いたことがあるような気もするけど。このことが一瞬心をよぎって、すぐにスーホの世界に戻りました。
小学校の教科書にも載っていたこの物語。ラボ・ライブラリーにもなっています。本も読むたびに泣きます。ライブラリーも聞くたびに泣きます。今日はいつも以上に、泣いてきました。
みんなも誘えば良かったと、とても後悔しました。
馬頭琴の奏者のかたは、モンゴル人で、在日しているプロの奏者の中でも、第一人者。その方が、行徳在住なんですって!ですので、機会はまた訪れると思いますので、その時は必ずお誘いします。
思い出しても、涙目になる・・・。ほんとに素晴らしかったのです。
ライブラリー、ご興味のある方は、お申し出下さい。
さてさて、今回のヘルガ。子どもたちの心の中に、どれほどの風景を喚起することができたでしょうか?トロールの国の住人になることができた子は、何人いるでしょうか?
う~~~~~ん。ラボはとても面白くて、絶対に飽きることはないけれど、難しいね~~~。
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